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| 今のベントレーでは何が起きても「おかしくはない」 |
この記事の要約(30秒でわかる注目ポイント)
- オフロード特化:ベンテイガ・スピードをベースに、走破性能を極限まで高めたコンセプトモデル。
- 圧倒的な存在感:車高を55mm上げ、トレッド(車幅)を120mm拡大した超ワイド&ハイ・スタイル。
- 異次元の走破性:地上高は約310mm、渡河水深は550mmを超え、どんな悪路も「ラグジュアリー」に突き進む。
- 強力なパートナーシップ:伝説のレーシングブランド「FAT International」との提携により誕生。
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ベンテイガに「第3の選択肢」。よりハードな冒険への回答
ベントレーがオーストリアのツェル・アム・ゼーで開催された「FAT Ice Race」において、「ベンテイガ X コンセプト」を世界初公開。
「速さ」を極めたスピード、「快適性」を極めたEWB(ロングホイールベース)に続き、ベントレーが今回提示したのは「極限のオフロード性能」です。
単なる飾りではなく、実際に氷上や荒野を力強く駆け抜けるために開発された「ベントレーの新しい挑戦の形」でもあり、多くのブランドがメルセデス・ベンツGクラスの対抗馬を検討しているとされる中、これがベントレーからの「回答」なのかもしれません。
なお、以前には「ベントレーを究極オフローダーに仕立て上げた」レンダリングが登場しネット上を賑わせたことがありますが、このベンテイガ X コンセプトは「それが実物となったかのような」雰囲気でもありますね。
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ベンテイガ Xコンセプト:物理法則に挑むエンジニアリング
ベースとなったのは、最強ラインアップの「ベンテイガ・スピード」。
その性能をさらに引き出すために、足回りには徹底的なチューニングが施されています。
主要諸元・スペック
| 項目 | ベンテイガ X コンセプト 詳細 |
| パワートレイン | 4.0L V8 ツインターボエンジン |
| 最高出力 | 650 PS |
| トランスミッション | 8速AT / 常時4輪駆動 |
| 車高(リフトアップ) | +55 mm (地上高:約310 mm) |
| トレッド拡大 | +120 mm (片側40mmのオーバーフェンダー) |
| 渡河水深 | 550 mm 以上 |
| ホイール / タイヤ | 22インチBrixton製鍛造1ピース / 特大オフロードタイヤ |
| 排気システム | アクラポヴィッチ(Akrapovič)製チタンスポーツマフラー |
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デザイン:機能美がもたらす「圧倒的覇道」
ベンテイガ Xコンセプトの外観は「冒険」そのものを象徴しており・・・。
- ルーフキャリア&スポットライト:4基のスポットライトが夜間の冒険をサポート。ルーフには荷物を積載可能で、展示車にはFATカートリーグで使用される電動ゴーカートが積まれ、その実用性をアピール。
- 全高2.49メートル:リフトアップとルーフキャリアにより、通常のベンテイガを遥かに凌ぐ威圧感を放つことに。
- 牽引フック&チタンマフラー:フロントには実用的なツイン牽引アイを装備。リアにはアクラポヴィッチ製のチタンマフラーが備わり、V8の咆哮を響かせる。
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「FAT International」とは?そしてなぜ氷上レースなのか?
今回ベントレーがパートナーシップを結んだ「FAT International(エフ・エー・ティー)」は、1994年のル・マン24時間レースで優勝した伝説の「ダウアー 962 LM」のスポンサーとして知られる物流会社にルーツを持っています。
現在はクリエイティブなモータースポーツ文化を発信するブランドとして復活しており、今回開催された「FAT Ice Race」は、伝説のレーシングカーから最新のコンセプトカーまでが集まり、氷の上で「文化としての自動車」を祝う祭典なのだそう。
ベントレーはこのイベントで、クリス・ハリス氏が運転するベンテイガでプロスキーヤーを牽引する「スキージョーリング」を披露するなど、ラグジュアリーブランドの枠を超えた遊び心を全世界に見せつけており、かなり「本気」の姿勢をもって臨んだようですね。
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ベンテイガ X Conceptは市販化されるのか?
ベントレーは、このモデルを「フィードバックを得るためのコンセプト」としています。
つまるところ、ネットや顧客の反応を見るために投入した一台でもあり、よってその反響次第では「市販化がある」と考えていいのかもしれません(とくに直近のベントレーでは、CEO交代による過激なモデルの投入が話題となっている)。
実際のところ、近年では「ランボルギーニ・ウラカン・ステラート」や「ポルシェ 911 ダカール」といった、スーパーカーのオフロード化が世界的なトレンドとなっており、さらにはラグジュアリーオフローダーの需要が高いことからも、ベンテイガのラインナップに「究極の冒険仕様」が加わる可能性は極めて高いと言えそうです。
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