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【試乗】シボレー・コルベットC8 2LT:乗った瞬間から「アメリカ車」。クルマをとことん楽しもうという米国ならではの文化が伝わってくる等身大スーパーカー

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (イエロー、静止、リア)

| ようやくミドシップ化されたシボレー・コルベットに試乗する |

ミドシップ大好きのボクとしては「外せない」購入検討対象でもある

ぼくは常々「アメ車には独特の世界観があり、乗る人のライフスタイルをも変革する力がある」と信じているのですが、それだけに外せないのが「コルベット」。

とくにミドシップスポーツが大好きなぼくにとって「ミドシップ化された」C8世代のコルベットは見逃すことができない存在です。

そして今回試乗したのが「右ハンドル化され」日本市場に最適化されたシボレー・コルベット 2LTというわけですが、結論から言えば、このクルマはもはや「アメ車」という枠組みを超え(しかしアメ車のいいところを残している)、世界の第一線で戦える「真のスーパースポーツ」「それでいて気難しさがないどころかフレンドリーさすら感じる身近なスーパーカー」という印象。

FR時代の荒々しさは影を潜め、精密な機械がドライバーの意図を完璧にトレースしつつ、それでいてV8エンジンの野太いビートは健在という、そんな夢のようなクルマがこのコルベットだと思います。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (イエロー、静止、リア)

この記事の要約(30秒チェック)

  • 伝統の破壊: エンジンがリアミッドに移動したことで欧州スーパーカーに匹敵する運動性能を獲得
  • 日本に最適: 待望の「右ハンドル仕様」は、日本の道路事情でもストレスなく扱える完成度
  • コスパ最強説: 1,500万円クラスで6.2L V8自然吸気の咆哮と加速を楽しめる唯一無二の選択肢
  • 実用性の驚き: 意外にも荷物が載る。「旅行に行けるスーパースポーツ」としての二面性
  • アメ車ならではの世界観:クルマをとことん楽しもうという「仕掛け」「遊び心」が満載
シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (イエロー、静止、リア)

ミッドシップ・コルベットぼくらの期待を超えたのか?

圧倒的なスペックとパフォーマンス

C8コルベットの最大の特徴はキャビンの背後に鎮座する6.2L V8 LT2エンジンで、この排気量かつ自然吸気、そしてOHVというのは「ほかにはないパワーユニット」です。

項目スペック(2LT)
エンジン6.2L V型8気筒 OHV
最高出力369kW (502PS) / 6,450rpm
最大トルク637Nm (65.0kg-m) / 5,150rpm
トランスミッション8速デュアルクラッチ(DCT)
駆動方式後輪駆動(MR)
0-100km/h加速約2.9秒(Z51パッケージ装着車)

ちなみのこのV8エンジンは室内からもチラっとだけ見ることが可能です。

シボレー・コルベット(C8)のインテリア(室内からみたエンジンベイ)

デザインと機能の融合

そのデザインはC7世代からイメージを引き継ぐものの(アメ車はその世代の最後のモデルイヤーのデザインを”次の世代に近づける”傾向がある)ミドシップ化によってプロポーションが大きく変化しており、とくにミドシップらしさを感じさせるのは低く短いノーズとサイドの巨大なエアインテーク。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (オレンジ、静止、フロント)

さらにリヤセクションは非常にボリューミーであり、フェラーリ296GTBやマクラーレン・アルトゥーラ、そしてポルシェ911とも異なる圧倒的なサイズ感を誇ります(ただしこれはリアトランクにゴルフバッグを積むためという理由もある)。

加えて近年のスーパースポーツには見られない「シャープなエッジ」「複雑な面構成」を持っており、独自性の高いデザインを採用しているという印象。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア(イエロー、静止、リアウイング)

参考までにライバルとのサイズ比較はこんな感じですが、サイズ的には「そこまで大きくなく」、しかしホイールベースの長さが際立ちます。

車種全長全幅全高ホイールベース
シボレー・コルベット(C8 2LT)4,630 mm1,940 mm1,225 mm2,725 mm
フェラーリ 296 GTB4,565 mm1,958 mm1,187 mm2,600 mm
マクラーレン アルトゥーラ4,539 mm1,913 mm1,193 mm2,640 mm
ポルシェ 911(992型)4,519 mm1,852 mm1,300 mm2,450 mm

やはりアメ車は一味違う

ドイツはじめ欧米人にとってのクルマは「移動手段」だとはよく言われますが、アメリカ人にとってのクルマは「楽しむための道具」だと定義されることが多く、それはアメリカにおける自動車のカスタム文化、そして車名にも「数字とアルファベット」ではなく「名前」が多いことからもそれがわかります。

そしてもちろんコルベットはそのアメ車文化を代表するクルマのうちの1台でもあり、よって随所に「らしさ」が見られ、ウインドウにはコルベットのチーフエンジニア、タッジ・ジュエクター氏の肖像が再現されています(同氏は2024年に定年退職し、それを記念して2025年モデルのみにこのマークが再現される)。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (フロントグラス)
新型コルベットZR1のあちこちには「イースターエッグ」が仕掛けられていた。ウインドウには今年退職するコルベットの開発チーフの肖像が印刷されている
新型コルベットZR1のあちこちには「イースターエッグ」が仕掛けられていた。ウインドウには今年退職するコルベットの開発チーフの肖像が印刷されている

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そしてシートのプルタブの上のメタルパーツにも「コルベット」マーク。

シボレー・コルベット(C8)の インテリア(ヒート)

ヘッドレストにはもちろん・・・。

シボレー・コルベット(C8)の インテリア(シート)

インテリアのあちこちにもコルベットマークが用いられ、様々なパーツの造形もやはり「コルベットマーク的」。

シボレー・コルベット(C8)のインテリア(センターコンソール)

シート間にあるスピーカーにもコルベットマークと「COVETTE」文字。

このほか、ヘッドライト内部など社内外のあちこちにマークや文字が見られますが、同じアメ車だと「ジープ」がやはりその特徴的なスロットグリル、サイドビューを「アイコン化」した隠れキャラがあちこちに隠されており、アメ車は「設計者やデザイナーが、楽しみながらクルマを作っている」ことがわかりますね。※このほか、鍛造ホイールには「FORGED」と大きく刻印されるなど、あちこちの主張が強く面白い

シボレー・コルベット(C8)の インテリア(スピーカー)
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コルベットに乗ってみよう

そしていざ試乗となりますが、ドアは「かなり長く」、これは大柄なアメリカ人を意識した仕様かも(乗降にはかなりのスペースを要する)。

なお、ドアオープンにつき、この黒いパーツの内側に隠されたボタンを押すと「電動で」ロックが解除される仕組みです。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (イエロー、静止、サイド)

余談ではありますが、ドアはじめフロントフード、リアフードのオープンはすべて社外から電動にてオープンが可能であり、さらには「キーを用いて」「車内からも」開くことができるため、「いずれも3通りのオープンのための方法」が用意されています。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (オレンジ、静止、トランクオープナー)

もうひとつ余談ながら、フロントフードにリアフードは「ソフトクロージャー」式を採用していて、フードを下ろせば「自動で」引き込んでロックしてくれるという仕組み。※ボディ表面に指紋が付着しなくて済むのでありがたい

ミドシップスーパーカーにもかかわらずこういった快適装備が与えられていることには驚かされますが、一方で日本車や欧州車に当たり前になりつつあるADAS(=運転支援機能、レーンキーピングアシストや自動ブレーキなど)はほぼ装備されておらず、このあたりの設計思想の違いが面白いところですね。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (イエロー、静止、フロント)

なお、室内からのドアオープンも「ボタンを押すだけで」電動にてロックが解除され(画像だと下の方の真ん中あたりにあるシルバーの”逆台形”ボタン)、とにかく「色々なことに気を使わず」乗れるクルマがこのコルベット。

ぼくが思うに、こういった「快適」装備を誇ることに関し、「アメリカならではの評価基準」が関係しているのだとも考えていて、というのもアメリカではコンシューマーレポートのような消費者団体、ケリー・ブルーブックといった自動車関係情報サービス団体が非常に強い力を持っているとされ、そしてそれらが重視しているのが「快適」「気を使わずに済む」という要素だから。

さらには上述のような「イージーさ」「便利さ」に加え、エンジンやトランスミッションの「振動」、エアコンの「効き」、室内の「ノイズ」、シートの座り心地の良さ」、ブレーキの「スムーズさ」などが重視されています。

逆に考えるならば、そういった要素を高いレベルで満たすことができるクルマを作れば、コンシューマーレポートやケリー・ブルーブックから(ヒョンデやジェネシスのように)高い評価を得ることができ、そして高い評価を獲得できれば消費者からも「高い支持を得ることが可能」となるわけですね。

シボレー・コルベット(C8)のインテリア(オドアインナーペネルのスイッチ)

いずれにせよ、そういった「アメリカンな」基準と発想によって作られているのがこのコルベットで、そのため欧州車とは根本的な思想が異なると考えていいのかもしれません。※つまりコルベットは欧州車を真似しようとしたわけではなく、これまで通りのアメリカ的基準によって設計されている

脱線ついでにもうひとつ触れておくならば、フェラーリやランボルギーニはオイル交換の際にはアンダーパネルなどを外す必要がある場合がほとんどで、つまり非常に手間と時間がかかります。

しかしながらコルベットはアンダーパネルにサービスホールがあるため「アンダーパネルを外さず」オイルを抜くことができ、メンテナンス性も非常に高く、様々な意味において「民主化がなされた」スーパーカーというわけですね。

シボレー・コルベット(C8)の インテリア(サイドシル)

ここでコルベットの試乗に話を戻すと、サイドシルはフェラーリやランボルギーニといったライバルに比較すると「太く広く」、しかし乗降に問題はないレベル。

着座位置の低さ、頭上スペースもライバルと同等といった印象ですが、特筆すべきは前方視界の広さであり、広いフロントウインドウ、そして低いダッシュボードとフードも相まって抜群の見晴らしを持っています(スポーツカーにおいては視界も性能の一つである)。

その反面、フロントフェンダーの盛り上がりが室内からも見えるために車両感覚を把握しやすく、「全幅が2メートル近い」サイズを意識せずに運転することが可能です。

シボレー・コルベット(C8)の インテリア(ステアリングホイール)

なお、斜め後ろの視界は「ゼロ」ではありますが、ドアミラーがかなり横方向に張り出しているため、広い範囲にて後方の確認が(ミラー越しに)できるのは嬉しいポイント。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (オレンジ、静止、ドアミラー)

ステアリングホイールは「六角形」という珍しい形状を持ち、これだけでも特別感が「アリアリ」。※運転中、常に目に入る部分だけにけっこう大きな排他性となりうる

操作感は「重くもなく軽くもなく」非常に自然です。

シボレー・コルベット(C8)の インテリア(ステアリングホイール)

この特徴的なセンターコンソールのスイッチは2026年モデルで「デザインが変更される」ため、2025年モデルで見納めです。

シボレー・コルベット(C8)の インテリア(センターコンソールのスイッチ)

コルベットはとんでもなく運転しやすいクルマだった

そして実際に運転してみた印象ですが、ひとことでいえば「乗りやすい」。

ステアリングホイールは「正確無比」にもかかわらず「シビアすぎない」反応を持つため街なかの走行でも気を使わずにすみ、アクセルやブレーキ操作に対する反応もまた同様。

室内に入るエンジンサウンドや振動は非常に低いレベルに抑えられ、まさか「6.2リッターV8」を積んでいるとは思えないレベルです。

ただ、その存在感はけして「なくなった」わけではなく、ちょっとアクセルを踏んだ際の「グイ」と車体が前に出るトルク、そしてその際のアメリカンなサウンドをもって「オレは今、コルベットを運転しているッ!」と猛烈に感じるほど。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (オレンジ、静止、フロント)

足回りは「柔らかく」、しかししなやかさを保ちつつもロールやピッチを抑えており、非常に高いレベルにて車体を安定させています。

突き上げやダンピングの強さから来る圧迫感もまったくなく、そして「高級サルーン」なみのレベルであるとも言ってよく、つまりはスポーツカー、そしてスーパーカーとしては望外に乗り心地に優れ、正直「いったいどうやったらこんなに優れた足まわりができるんだろうな」というレベル。

さらには加速や減速、コーナリング時にもリヤのマスを全く感じさせない挙動を見せ、「はじめて作ったミドシップ」であるにもかかわらずこれだけの完成度を持つということには驚きを禁じ得ず、「どうりで売れるわけだ」と完全に納得です。

加えてコルベット(のハイパフォーマンスモデル)は方々にて「記録を連発」しており、それを担保するのがこういった「素性の良さ」ということになるのかもしれません。

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シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (イエロー、静止、・ブラックのホイール)

そのほか、シート、ペダル、視界、そのほかの操作系については全く気になるところはなく、様々なミドシップカーを所有してきたぼくにとって、「もっとも運転しやすい」と感じたのがこのコルベット。

はじめて乗って運転するにもかかわらず、これだけ「体に馴染む」クルマはそうそうないであろう、とも考えています。

右ハンドル仕様がもたらす「日本での使い勝手」

これまでのコルベットは左ハンドルの「不便さ」を我慢して乗るクルマではありましたが、しかしC8からは右ハンドルがラインナップされており・・・。

  • 追い越しの安心感: 日本の高速道路や狭い峠道でも、右ハンドルなら対向車との距離感が掴みやすく、安全にパフォーマンスを引き出せる
  • 街乗りの快適さ: 駐車場の発券機や交差点での右折など、日常のシーンで「左ハンドル特有の悩み」から解放されるメリットは計り知れない
  • 質感の向上: 右ハンドルへの最適化も完璧でペダルレイアウトに違和感はない

実際のところ、ぼくの家の近所には「C8コルベット1台で」生活している人がいて、ショッピングセンターやホームセンターでもよく見かけることから、「実際に使いやすい」クルマであることがわかります。

そしてコルベットにはフロントリフターが装備され(グレードによってはオプション)、これはフロントを4センチ持ち上げることができるというありがたい機構でもあり、さらにコルベットの日常性を高めることに一役買っているというわけですね。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (ホワイト、静止、サイド)

競合比較と市場でのポジション

正直いえばコルベット(2LT)の直接ともいえる比較対象は存在せず、この価格(1420万円)で購入できる「同等の性能を持つスポーツカー」はほぼ皆無。

よって新車市場ではライバルが見当たらず(メルセデスAMGやBMW M、アウディRSはまた違う世界の住人)、よってポルシェ911やアウディR8、フェラーリ360モデナあたりの「中古」が競合するモデルとなるのかも。

とにかくこの価格でこの性能・スペックというのは衝撃的で、コルベットは「スーパーカーの性能を、手の届く価格で」という民主化を成し遂げた、市場で唯一無二の存在と言えそうです。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (イエロー、ヘッドライト)

ただ、ちょっと気になる部分がないわけではなく、それは「本国との価格差」。

ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ等のスーパーカーが「本国と変わらない」価格で購入できるのに対し、コルベット2LTは本国だと1000万円程度で購入できるので「ちょっと割高」。

それでもC8世代のコルベット登場時に比較すると内外価格差は縮小しており(アメリカでのコルベットの価格はかなり上がったが、日本だとそれほど上がっていない)、かつ並行輸入するわけにもゆかず、よってここは受け入れるしかないのだと考えています(そして販売規模を鑑みるならば、むしろシボレーの日本法人はかなり頑張ったのだとも捉えている)。

シボレー・コルベット(C8)の インテリア(ドアパネル)

そしてもうひとつ気になるのは「ボディ表面や塗装、内外装樹脂パーツ、内装のステッチなどの質感」。

これについてはドイツ勢はもちろん、イタリア(フェラーリ)、イギリス(マクラーレン)に比較して大きく差があり、「パネルのうねり」「チリ」「塗料の乗り具合の不均一さ」については及ばないという印象。※ただ、初期モデルに比較すると格段に品質が向上している

しかしコルベットの価格を考慮するならば、そして価格に対するパフォーマンスを考慮すると、これもまた大きな問題ではなく、かつ「コレクターズアイテムや投機商品として」ではない、等身大のスーパースポーツという見地からコルベットを見た場合、そして実際に自分のものとしてこのクルマに乗ったなら、その楽しさの前には「どうでもいい問題」になるであろうとも考えています。

シボレー・コルベット(C8)のインテリア(ブラック)

知っておきたい「豆知識」:実はゴルフバッグが載る?

「スーパースポーツは荷物が載らない」という常識をもコルベットは覆しており、ミッドシップでありながらリアのエンジン後方にゴルフバッグ1個分程度のスペースを確保しているのは特筆すべき点(現時点ではゴルフバッグが乗るスーパースポーツはマクラーレンGT位しかないと思う)。

さらにフロントにもトランク(フランク)があるため、週末の小旅行なら十分にこなせる実用性を持っています。※前後トランクはやや不規則な形状を持っているため、ハードケースは載せにくいかもしれない

この「スーパースポーツとしてのパフォーマンスに加え、さらにGTカーとしての素質」を持つことこそが、ライバルにはないコルベットの美点なのかもしれません。※これらもアメ車独特の価値判断基準を反映させた結果だと思われる

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (イエロー、静止、リア)

結論:今、最も買うべきスポーツカーの筆頭候補

シボレー・コルベット 2LTはエンジニアやデザイナーの愛情と情熱が感じられるスーパーカーであり、右ハンドルによる日本での扱いやすさ、そして何よりも「V8自然吸気」という絶滅危惧種の鼓動を感じられるという最後にして最高の一台。

そしてなんといってもアメ車特有の雰囲気と親しみやすさがあり、これはドイツ車やイタリア車にはないキャラクター。

コルベット C8はミドシップ化によって「アメ車らしさを捨て、欧州のスーパースポーツになろうとした」クルマではなく、むしろ「アメ車の良さを強化する方向にて、欧州のスーパースポーツにはない価値観を提案した」クルマ。

そこに欧州車コンプレックスはなく、自動車を愛するというアメリカの文化が強く感じられる性格を持っており、人生を彩る刺激的なパートナーを探しているならば、このアメリカが生んだ怪物を選択肢に入れない理由はどこにもなく、一度試乗すれば、そのサウンドと加速、独特の世界観の虜になること間違いなしの1台です。

シボレー・コルベット(C8)のエクステリア (イエロー、静止、テールランプ)

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