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伝説の名車、テラノの血を引く「エクステラ」が復活決定。「魂を揺さぶる」かつての日産がもどってくる。ラダーフレーム採用、ランドクルーザー250を迎え撃つ本格オフローダーへ

日産が公開した新型エクステラ(Xterra)のティーザー画像(フロント)

Image:Nissan

| 日産は「魂を揺さぶる」クルマの投入をついに開始 |

日本への導入もぜひ行ってほしいところである

かつて日本で人気を博した「テラノ」の血統を引く本格SUVとして北米市場へ導入され、彼の地では絶大な人気を誇った日産エクステラ(Xterra)。

2015年の生産終了から長い沈黙を破り、ついに日産がその復活を公式に認めてティーザー画像を公開しています。

この記事の要約

  • 待望の復活: 2028年のデビューを目指し、現行フロンティアをベースとした本格オフローダーとして開発中
  • 伝統の継承: ラダーフレーム構造(ボディ・オン・フレーム)を維持し、北米ではトヨタ4Runner(ハイラックスサーフ)やフォード・ブロンコを迎え撃つ
  • 新世代の心臓部: 3.8L V6エンジンに「e-Power」を組み合わせた、350馬力超のシリーズハイブリッドが有力視
  • 日産の「鼓動」: Zやスカイラインと同じく、情熱を重視する「Heartbeat(ハートビート)」戦略モデルに選出

日産は今後「採算度外視」モデルを投入しファンの熱意に応える

なお、日産は今回の「長期ビジョン」発表において製品群を4つに分けると発表し、特に注目すべきは「ハートビート」モデル群。

これは何かというと「それほど市場は大きくないが、根強いファンがおり、日産ブランドを支えるイメージ戦略的モデル」です。

そして今回のエクステラはこの「ハートビートモデル」に分類されるのですが、ここで重要なのは日産が「採算度外視」にて心を揺さぶるモデルを市場に投入すると決めたこと。

  • ハートビートモデル:日産らしさや歴史を象徴(スカイライン、フェアレディZ、リーフなど)
  • コアモデル:規模と事業基盤を支える(エクストレイル、ノートなど)
  • 成長モデル:新規需要を開拓(エルグランド、サクラなど)
  • パートナーシップモデル:協業により市場をカバー

なぜこれが重要なのかというと、いま日産が陥っている苦境は以下を繰り返してきたからで・・・。

  • 「売れる」モデルに集中し、スポーツカーのように「ファンは存在するが市場規模が小さく利益が出ない」モデルには投資しなかった(目先のことしか考えなかった)
  • さらに効率よく販売を進めるため、一つのセグメントには一つだけ中心モデルを起き(コンパクト=ノート、ミニバン=セレナのように)、販売コストを提げることで製品をできるだけ安く売った
  • その結果、消費者の選択肢が少なくなった
  • それでも販売を推し進めるため、法人向けの大量販売や値引きに頼って不健全な販売を繰り返した

つまるところ、消費者の心理を無視した「効率」を追求したことで消費者からそっぽを向かれてしまったのが直近の日産ということになり、しかし現CEO、イヴァン・エスピノーザ氏は「これではいかん」とばかりに、消費者が求めるモデルの開発を行うことを決定し、それが「ハートビートモデル」というわけですね。

日産のエンブレム

「本物のSUV」を求める声に応える、日産の逆襲

そして新型エクステラは「ハートビートモデル」だけあって日産入魂の一台となるようで、多くのSUVが街乗り重視のモノコック構造(クロスオーバー)にシフトする中、あえて「頑丈なラダーフレーム」を武器にハードコアオフロード市場へのカムバックを狙うことに。

新型エクステラの詳細:初代パスファインダーの魂を宿すデザイン

公開されたティーザー画像(先行カット)では、直立したフロントエンドと大きく張り出した力強いフェンダーが確認でき、注目すべきは、グリル上部に配された3つのアンバー(琥珀色)マーカーライト。

これは、かつての初代パスファインダー(日本名:テラノ)が持っていた「3連ベント」へのオマージュであり、ファンにはたまらない演出です。

走破性の進化

さらに新型エクステラは「懐かしさ」を誘うだけのクルマだけでなく、足回りも大幅に進化する見込みです。

  • リアサスペンション: 従来のリーフスプリング(板バネ)から乗り心地と接地性を両立するコイルサスペンションへの変更
  • プラットフォーム: 次世代フロンティアや、将来のインフィニティSUV(QX4の再来か?)と共有される堅牢なプラットフォームを採用

車種概要とライバル比較

新型エクステラの立ち位置を現時点で想定されるスペックとともに整理すると以下の通り。

想定スペック表

項目内容(予測・公式発表含む)
プラットフォームラダーフレーム(ボディ・オン・フレーム)
パワートレイン3.8L V6 + シリーズハイブリッド(e-Power)
最高出力350hp 以上
駆動方式4WD(電子制御デフロック等の採用を期待)
生産拠点米国ミシシッピ州カントン工場
デビュー時期2028年後半

激戦のミッドサイズSUV市場

新型エクステラが挑むのは、世界中の冒険家たちが熱視線を送るカテゴリーで、北米だと以下のメンバーがライバルとなる可能性が高く、日本だとランドクルーザー250が「直接の競合」になるのではと考えています。

  1. トヨタ 4Runner(ハイラックスサーフ): 最大のライバル。信頼性とリセールバリューの王者
  2. フォード ブロンコ / ジープ ラングラー: 「外遊び」の象徴。エクステラはこれらに対し、日常の使い勝手と電動化のトルクで対抗
  3. ヒョンデ 新型オフローダー: 韓国勢もこのクラスに参入を予定しており、シェア争いは激化必至
トヨタ・ランドクルーザーのサイドビュー(ヘッドライト)

結論:2028年、冒険の基準が書き換えられる

「SUVに電気のパワーを。けれど、その骨格はどこまでも頑丈に」。

新型エクステラは日産が誇る最新の「e-Power」技術、そして長年培ってきたオフロードのノウハウが融合した、まさにこれまでの日産の集大成となる一台となる可能性が非常に高く、エクステラが「ハートビートモデル」のメンバーに選ばれたことは、日産がこのクルマを単なる「荷物が載る便利なSUV」ではなく、「乗るたびにワクワクする、ブランドの情熱を象徴するクルマ」として開発している証左。

「本物の道具」を愛する人にとって、2028年までのカウントダウンは決して短いものではありませんが、待つ価値のある一台になることは間違いものと思われます。

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