
Image:Nissan
| これまでの「ジュークらしくはない」のが新型ジュークではあるが |
「奇抜なのがジュークらしさ」と考えるならば、新型ジュークはこれ以上なくジュークらしいクルマである
日産が欧州で発表した新型「ジュークEV」が”あまりにも独創的”だと話題に。※一連の「ハイパー」コンセプトにも通じるテイストである
これまでの「カエル」顔から「ロボガエル」になったとしてネット上で大きな盛り上がりを見せています。
この記事の要点
- 衝撃のルックス: 15以上のプレスラインが交差する、多面体(ポリゴン)のような超個性的デザイン
- 「手の届く」未来: コンセプトカーのようにもに見えるが、約400万円程度という現実的な価格帯を想定
- EV専用設計: 新型リーフと同じ「CMF-EV」プラットフォームを採用し、2027年に欧州発売
- 日産の真骨頂: トヨタやホンダとは一線を画す、日産伝統の「ヘンテコで最高」なデザインの復活
「本当にこれを売るの?」日産が放った超弩級の衝撃作
かつて日本でも販売され、その「カエル顔」で賛否両論を巻き起こした日産ジューク。
現在、日本市場からは撤退してしまったものの、実は欧州だと累計150万台を売り上げる超人気モデルへと成長しています。
そんなジュークの次世代モデルとして発表された「ジュークEV」ではありますが、もはやぼくらの常識を軽々と飛び越えたデザインにて登場し、「大胆で型破り」という日産からの言葉すら控えめに聞こえるほど、その姿は「コンセプトカー的。
ただし実際にはこの姿のまま発売されるといい、つまりは一般の人が普通にディーラー経行って購入できる「市販車」だというわけですね。

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新型ジュークEVの詳細:もはや「クルマの常識」を飛び越える
デザイン:10年前なら「製造不可能」だった造形美
この新型ジュークEVにおいて、現代の設計技術やプレス加工技術の進化が「このデザインを可能にした」と説明されており、ドアパネル一枚とっても、そこには数え切れないほどの折り目(プレスライン)が走っていて、光の当たり方、そして走る環境によって表情を刻一刻と変化させることに。
さらにはフロントの「眉毛」のようなライトが放つ近未来感は唯一無二の印象を与え、フロントから見ると、まるでハイテクな「ロボットガエル」のような愛嬌と精悍さが同居しています。
なお、ジュークというと初代から一貫して「自動車業界のデザイン的常識に挑戦してきた」という存在であり、その観点からすると、この新型ジュークEVは(過去のいずれのジュークとも似ていないものの)歴代ジュークの「パイオニア精神」を色濃く受け継いでいるのかもしれません。
プラットフォームとメカニズム
そして新型ジュークの中身には最新の電動化技術が詰まっており、プラットフォームは新型リーフと共通のEV専用「CMF-EV」。
- V2G(Vehicle-to-Grid)対応: 車の電気を家や電力網に戻す技術を搭載
- キビキビした走り: コンパクトな車体を活かした、ジュークらしい俊敏なハンドリングを継承

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車種概要と市場での位置付け
主要スペック(予測含む)
現時点で判明しているスペックおよび予測情報は以下の通りとなっていて・・・。
| 項目 | 内容 |
| プラットフォーム | CMF-EV(EV専用設計) |
| 推定価格 | 日本円で約400万円~を想定 |
| 生産拠点 | 英国サンダーランド工場 |
| 発売予定 | 2027年初頭(欧州市場) |
| 主な機能 | V2G(電力網相互供給)、次世代ADAS |

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市場での立ち位置
ライバルとなるのは、同じく欧州で人気の「トヨタ C-HR」や「ヒョンデ・コナ」といったコンパクトSUV層。
しかし、保守的なデザインに流れがちな競合に対し、ジュークEVは「とにかく目立ちたい」「未来を所有したい」という層を独占するポテンシャルを秘めています(しかし日本だと奇抜なデザインは受けにくく、ツートンカラーも人気がない)。
かつての「パオ」や「フィガロ」のように、日産は時折、他社が真似できない「狂ったように魅力的なデザイン」を世に送り出しますが、このジュークEVはその系譜の正当な後継者と言えるのかもしれません。
【豆知識】なぜ日産は「変な形」の車に強いのか?
日産には、かつて「パイクカー」と呼ばれたシリーズ(Be-1、パオ、フィガロ)をヒットさせた歴史があります。
これらは中身こそ大衆車のマーチではあったものの、外装をレトロで奇抜なものに変えることで爆発的な人気を博していて、ジュークもそのDNAを受け継いだ系譜にあると考えてよく、日産は「万人受けはしないが、10人に1人が熱狂的に愛するデザイン」を形にするのが非常に上手いメーカーということになりますね。

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今回のジュークEVも、ドアだけで15箇所以上の折り目を作るという、生産コスト度外視とも思えるこだわりを見せていて、こうした「遊び心」こそが、今の日産を再び面白くしてゆく要因なのだと思われます。
とにかく現代において、クルマの性能や機能は(いずれのメーカー間において)ほぼ同レベルにあり、よってそれらにて差別化を行うことは容易ではなく、さらに消費者はもはや機能や性能でクルマを選ぶ機会はほぼなくなってきているのだとも思われ、多くの人は「見た目」や「ブランドイメージ」によって購買に関する判断を下すのかもしれません。
となると機能や性能にコストをかけることは得策ではなく、現代においてお金をかけるのは「コンセプト」「デザイン」なのだとも考えられます(実際、現代に至るまでパイクカーの人気が衰えず、それが日産のイメージを一部で下支えしていることを考えるならば、突き抜けた存在は必須である)。
結論:日本発売を切望せずにはいられない一台
新型ジュークEVは、通常の移動手段としての電気自動車ではなく、所有すること、眺めること自体がエンターテインメントになる、そんな一台です。

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残念ながら、現時点では英国生産そして欧州市場向けとしての発表となっていますが、このインパクトが世界中で高まれば日本市場への「凱旋帰国」も期待できるのかもしれません。
「EVはどれも似たようなデザインでつまらない」。
そんな風に思っている人にこそ、このロボットガエル——新型ジュークEVはオススメの存在であり、2027年、欧州の道はこの「動く彫刻」で溢れることになる可能性もありそうですね。
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