ニュルブルックリンクの常連には様々な人がいて、マツダ・ロードスター(初代)を改造してひたすら己の腕を磨くこととチューニングに対するノウハウ向上に専念する「リングバナナ」なる人が有名ですが、今回もやはりロードスターをチューンしニュルブルックリンクを走るドライバー。
25年落ちのマツダ・ロードスターにターボを追加してニュルブルックリンクを走行する姿を動画に収めていますが、冒頭では凄い速度差にてフェラーリ488GTBにパスされています。
おそらくこれが「普通のロードスター」とフェラーリ488GTBとの差になると思われますが、そこからこのロードスターは怒涛の追い上げ。
フェラーリ488GTBだけではなくポルシェ911GT3RSまでも追い詰めてしまう脅威の走りを見せており、そのパフォーマンスに驚きです。
もちろん改造されたロードスターの性能も優れているとは思いますが、サーキットにおいてはいかにドライビングスキルが重要であるかも若動画ですね。
おそらくフェラーリ488GTBとポルシェ911GT3RSのドライバーからするとミラーに映り、瞬時に追い上げてきて離れないロードスターを見て「え?え?」という感じなのだと思います。
なおブースト圧はかなり高いと思われ、勢い良く抜けるウエストゲートの音がナイス。
型落ちの黄色いマツダ・ロードスター、通称「リングバナナ」でニュルブルックリンクを走る男たち。
ちょこちょこと改造してはタイムを更新しており、その様子は動画で確認できますが、チューン自体もDIY満載で、お金に頼らずに頭を使っていますね。
動画を見ていると車に対する愛情はもちろんのこと、本当に車の運転を楽しんでいるんだなあと感じ、自分のスキルとともに車が成長する様は見ていて面白いですね(現在の運転スキルはハンパない)。
今回はサスペンションのセットアップ、タイヤ交換のみでチャレンジして8:39.5のタイムを記録していますが、非常に面白い車とのつきあい方だと思います。
何年か前のル・マンにほぼノーマルのコルベットで出場し、「遅い」と罵られたプライベーターがいましたが、きっちり完走し、一部では「その年のル・マンをもっとも楽しんだチーム」と言われたことを思い出します。
車の価格や性能の高低よりも、もっとたいせつなものがある、ということを改めて感じる次第です。