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こんなものを買った。フェンディのバックパック。知らない人から見るとただの子供用リュック

投稿日:2016/11/30 更新日:

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フェンディのバックパック、「バッグ・バグズ」を購入。
先日のTシャツに続いてのフェンディですが、フェンディは内外価格差の大きなブランドの一つで、海外だと比較的安く購入できるブランドでもありますね。
加えて海外だと「セール」を行うので(日本は一般的にハイブランドはほとんどセールを開催しない)さらに安く買えるわけです。

さてそんなフェンディのバックパック(リュック)ですが、本体は高密度ナイロン+レザーで、トップ部分にモヒカンっぽいファーが付いています。
この「目」がついているデザインはフェンディが2015年からはじめた「モンスター」というモチーフで、Tシャツやダウンジャケットなどにも用いられています(現在は”フェンディフェイス”も追加に)。
なおフロントポケットはジッパーを開けると内部がレッドになっていて、ちょうどモンスターの「口」のように見えますが、ここを開けていると外国では「ジッパーが開いている」とすぐに指摘されそうです(とくに欧州)。

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最近は製品をこういった感じで擬人化したりキャラクターや動物を用いる例が多く、シャネル、グッチ、サンローラン、ドルチェ&ガッバーナも同様。
ただし中には「なんでこんなものが」というものもあり、モスキーノやレッド ヴァレンティノなどは「しまむら」で売っている服と見た目上区別できないようなものもありますね(猿かゴリラがクワーッ!と口を開けているリアルな柄など)。
※ちなみに「モスキーノ」で画像検索するとこんな感じ

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ちなみにぼくはブランド物に大した興味があるわけではありませんが、色々な自動車の展示会などを訪問するようになり、そういった場では訪れる人がみな「ちゃんとしたもの」を持っているわけですね。
ぼくが普段使用しているのはニクソンのリュック(9,800円)ですが、これは酷使しているのでかなりくたびれており、そういったものを持ってそれなりの場を訪問するのは開催元にも来場者にも失礼だろう、と考えたりしたのがこういったブランド物のバッグを選んだ理由です(ただし地味なブリーフケースを持つのは性に合わないので、見た目が楽しそうなものを選んだわけですが)。

このフェンディのバックパックであっても、デザインモチーフを知らない人からすると「子供みたいなバッグ持ってる」と見られるのは百も承知ですが、「そういった人々が集まる」場では、来ている人々も一定以上の審美眼や知識を保有していると考えられ、「ちゃんとしたもの」と目に映るのではと考えています。

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ちなみに購入時は上部にある「頭髪」はもっとフサフサだったのですが、ちょっと目を離した隙に猫さんにむしられてしまい、今はちょっと薄毛状態。

関連投稿:フェンディのTシャツを買う。高級ブランドがこういった子供っぽいデザインを行うのはなぜか

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フェンディのTシャツを購入。
まともに購入するととても手が出ない金額ですが、今回は安く購入できる機会がありました。

ぼくは比較的Tシャツが好きで(基本的にボタンのや襟の付いている服は着たくない。Tシャツにスウェットパンツが好き)これまでも様々なTシャツを購入してきたのですが、一口にTシャツといってもかなり大きな差があります。

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日本やアメリカ製品の場合は、おおよそTシャツの「ボディ」形状や素材が決まっており(多分製造委託先が同じ工場ばかりだと思われる)、形状や素材は同じで「色や柄が異なるだけ」の場合が多いですね。
その場合、襟部分もリブとなっており比較的カジュアルな感じで、身幅が広く袖も太く、かつちょっと短めな場合が多くなっています(下の画像のような感じ)。
これはこれで悪くありませんし、快適なのでぼくもよく着用しています。
コムデギャルソンもかなり身幅が広いほうですね。

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一方欧州のデザイナーズ系Tシャツになると身幅が細く、かつ(メンズといえど)ウエストが絞られていることがあり、袖が細く長く、生地も薄いといったものが多くなっていて、アメリカや日本とはかなり異なる性質の衣類であり、着用した時の雰囲気は「同じ”Tシャツ”といった次元で語れない」ものがあります。
アルマーニ、ニールバレット、ディオール・オム、バルマン・オム、グッチ、プラダ、フェンディ、ヴァレンティノといったあたりがこの性質を持っており、ヴァレンティノに至っては生地が薄すぎてスケスケ状態。
なお欧州ではこういったスタイルが「通常」なのか、ランボルギーニのオフィシャルTシャツですら「細身で袖も細く長く、生地が薄い」という特徴を持っていて、かなりデザインコンシャスなつくりになっていますね。

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そんなわけでフェンディのTシャツですが、典型的なヨーロピアンブランドの特徴を持っており、そこへフェンディならではの「モンスター」が胸元に再現。
フェンディはこの「モンスター(ツリ目のグラフィック)」を集中的に展開しており、キーホルダー、バッグ、Tシャツやダウンジャケットなどに展開しています。

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ここでふとぼくが思うのは、最近はハイブランド間での競争が激しくなり、「いい素材と仕立て」だけではよほどのブランド力がないとやっていくことができないようになっている、ということ。
以前はフェンディやグッチでも「普通の服をいい素材と高い技術で仕上げていれば」売れたと思いますが、今は普通の服はあまり好まれない、もしくはほかブランドとの競争にはそれでは勝てないのだと考えられるわけですね。

エルメスやブリオーニ、ゼニアなどは「いい素材を高い技術で仕立てた普通の服」が特徴ですが、こういったブランドは別格と言え、その他大勢のブランドはなんらかの差別化を行ったりデザイン的な特徴を出してゆかないと「ブランド名だけでは」生き残れない状況にあるということです。

よってフェンディのような歴史のあるブランドでもこういったモンスターのような一種子供っぽい柄を採用せざるをえず、「ブランド」のあり方やイメージも変わってきていると言えます。

なおこれは自動車も同様で、少し前までは「性能と品質が良ければ」その車をちゃんと理解して購入していた(欧州や米国、日本の)層がメインターゲットであったものの、現在では中東や中国など自動車文化への馴染みが薄い国の人々がメインの購買層になったため、「性能」よりも「いかに見た目でアピールできるか」が販売における成功の鍵を握っているのと同じですね(性能が良くても見た目が普通だと売れない)。

つまりこういった変化というのはブランドなと「供給側」が起こしたものではなく、「買う側」の変化によって起きたものと考えて良いかと思います。

これはポルシェがずっと「スポーツカー」「質実剛健」で通してきたのにカイエンを出したり、4気筒ターボエンジンを搭載したマカンを出したり、911やボクスター/ケイマンもオシャレになったり、今後は中国向けに廉価版718ボクスター/ケイマンを出したりするのと同じことで、往年のファンにとっては苦々しいことかもしれませんが、新規顧客を獲得してブランドを存続させるためには「対応しなければならない」変化なのでしょうね。

更に言うと腕時計も同様で、オーデマピゲやウブロのように外観的な特徴を確立できなければあまり現代の主要購買層にアピールできないとも考えられます(オメガ、IWC、ブランパンなどはちょっと訴求力不足?)。
逆にロレックスやパテック・フィリップまで来るとその存在自体、そして「変わらないデザイン」こそが訴求力になっていると言えますね。

 

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