ポルシェがパナメーラに「ベースグレード」を追加。
これまで発表されていたのは「パナメーラ・ターボ」「パナメーラ4S」「パナメーラ4 Eハイブリッド」でしたが、今回は「パナメーラ」「パナメーラ4」を公開。
エンジンはV6で330馬力を発生し、8速デュアルクラッチを介して後輪(パナメーラ)もしくは4輪(パナメーラ4)を駆動します。
これまでの3.6リッターV6に比較すると出力は20馬力向上し、燃費も13%向上。
ポルシェは「燃費向上のないパワーアップはしない」方針ですが、これが如実に現れた形です。
加えて150ミリホイールベースを延長した「パナメーラ・エグゼクティブ」も発表され、これはアメリカや中国で人気が出るかもしれませんね。
「エグゼクティブ」はパナメーラの各グレードにおいて選択可能で、パナメーラ4Sやパナメーラ4 Eハイブリッド、パナメーラ・ターボにもそれぞれ設定されています。
このロングホイールベースモデルは後席シートヒーター、ロールブラインド、より面積の大きなサンルーフ、新デザインのリアセンターコンソール、テーブルを備え、オプションで10.1インチディスプレイを持つ「ポルシェ・リアシート・エンターテイメント」も選択可能。
正式デビューはロサンゼルス・モーターショーとのことで、「ポルシェがLAでワールドプレミアを行う」モデルはこれらパナメーラのバリエーションであったようですね(サプライズがなければ、ですが)。
なおポルシェの例にならい、日本はほぼ最速にて価格が発表(だいたいは英国が一番早い)。
パナメーラが1094万円、パナメーラ4は1144万円、パナメーラ4エグゼクティブが1303万円、パナメーラ4Sエグゼクティブが1762万円、パナメーラ4 E-ハイブリッド エグゼクティブが1529万円、パナメーラ・ターボ エグゼクティブが2540万円。
英国での価格に比べると現在のレートでパナメーラが100万円ほど、パナメーラ・ターボ エグゼクティブだと1000万円近く高額になっており、スタンダードモデルのパナメーラの内外価格差はわかるとしても、パナメーラ・ターボ エグゼクティブの内外価格差は非常に大きく、日本仕様は相当数のオプションが装着されているものと思われます(ベースとなるパナメーラ・ターボ自体の価格差も大きい)。