テスラがモデルS P100Dにイースターエッグ(エンジニアのお遊びのようなもので、隠れ機能)を用意していた模様。
前回はモデルXのファルコンウィングドアがパタパタする機能でしたが、今回はなんとただでさえバカっ速いモデルS P100Dの「加速を向上させる」という実用的なものです。
これによると、なんとその0-100キロ加速が2.4秒にまで向上(標準では2.8秒)することになり、まさに世界最速。
ポルシェ918スパイダーが2.8秒、ブガッティ・シロンが2.5秒なので、これらを超える速さということになりますね。
なおEVだとリマック・コンセプト・ワンが2.4-2.5秒程度で加速できるとされていますが、恐るべしEV、という感じです。
この機能についてはテスラCEO、イーロン・マスク氏がツイッターで公開していますが、こうやってCEOが気軽に一般人とコミュニケーションを取ったり、隠れコマンドをツイッターでつぶやくのはなかなか面白く、他メーカーにはまず見られない傾向ですね。
テスラがモデルSとモデルXに100kWhのバッテリーパックを積んだ「P100D」の一分内容を公開。
テスラによると、このP100Dの「ラディキュラス・モード」を使用すると、モデルSの0-100キロ加速においては「市販車最速」の2.5秒で加速可能とのこと。
これはポルシェ918スパイダーの2.8秒よりも速く、もちろんラ・フェラーリ、マクラーレンP1をも凌駕するタイムで、ブガッティ・シロンと肩を並べる数字であります。
加速だけではなく航続距離も613キロに伸ばせるのが特徴で、モデルXだと542キロまでその距離が伸びる模様(こちらの0-100キロ加速は2.9秒で、フェラーリ488GTBよりも速い)。
電気自動車の良い所として、現行のP90Dオーナーは(200万円ほど必要ですが)100kWhバッテリーパックにアップグレード可能とのことで、すでにP90Dをオーダー済みで納車がまだの人は100万円でアップグレードができるそうです。
なお、いかにパワーがあってもそれを駆動力に変換し、かつ車をまっすぐ走らせるのはかなり高度な設計や製造技術が要求され、このタイムを「誰でも実現できる」レベルで提供するということは(無論安全性も要求されるので)、テスラは相当なエンジニアリングのレベル、安全性を持っていると考えて良さそうですね。
米国コンシューマー・レポートがテスラ・モデルS P85Dをテスト(日本の国民生活センターの試買テストのようなもの?)。
その結果、0-100キロ加速が3.5秒とテスラの主張より0.4秒遅いことが判明。
コンシューマー・レポートは割と力があるようで、なんらかのテスラの対応があるかもしれません。
過去に、経緯は不明ですがマツダ・ロードスターがカタログ馬力よりもかなり低い数字しか出ずにマツダが補償金の支払いもしくは返金・返品という対応を北米で取ったり、ドイツでは初代アウディTTの転倒が指摘されリアスポイラーが装備されたり、ということがありましたね。
テスラ・モデルS P85D速すぎ。
まるで競争相手のメルセデスAMG GT Sが止まっているかのように置いてゆく強烈なスタートを決めています。
通常のモデルSでも急加速しようとアクセルペダルを踏むと思わずビビってしまうほどだったので、P85Dはおそらく異次元なんだろうと想像します。