マクラーレンがなんと「12年延長保障」を開始。
マクラーレンが現在の体制になり市販車を生産するようになってからおよそ3000台超を納車したとされますが、そのぶん市場には「中古」も多く出回るように。
今回の延長保障は、そういった中古にてマクラーレンを購入したオーナー向けのプログラムとして展開されるようですが、スポーツシリーズ(745C/570S/570GT)、スーパーシリーズ(12C/650S/675LT)を対象に設定され、10年以内に登録されたもので走行距離10万キロ以下、かつマクラーレンの認定を受けた中古車であればこの「12年保障」を受けることができるようです。
この保証はホイール、タイヤ、バッテリー、クラッチなどに適用され、ソフトウエアのアップグレードも含まれる模様。
当然ながら有償かとは思いますが、費用は不明です。
なおスーパーカーの所有において最も不安なのは「維持費」かと思いますが、その点フェラーリは「7年間のメンテナンスパッケージ」が無償で付属しており、かなり「安心」。
ランボルギーニは今のところこういったサービスはありませんが(3年の品質保証はある)、他だとポルシェもこういった付帯サービスはなし(ポルシェは最近まで新車保証が2年、と他に比べても短かかった)。
※ただしVWやアウディと共通の部品も多く、パーツ代は基本的に安い
マクラーレンの場合、比較的新しいメーカーであり、消耗やトラブルもまだ予測が難しく、その意味では今回の延長保証は非常にありがたい、と考えています。
マクラーレンは先日「ワンオフモデルを年に3台はリリース」という計画を公言しましたが、新たに製造する車両に加え、すでに販売した車両においても大きなカスタムを施すことが可能、とも発表。
今回540C/570S/570GT向けの「レトロフィット」オプションを幾つか公開しています。
これによるとフロントスプリッター、サイドスカート、リアバンパー、ディフューザー、ウイング、エンジンフード、サイドエアインテーク、ミラーカバー、スキッドプレートなど外装、そしてもちろんインテリアのカーボンパーツ、ホイールなども含まれます。
「購入した後」に車に対しなんらかの不満を覚えたり、他の車を見て刺激を受けるケースがあって「納車後に」カスタムをしたいという要望は強いと思われますが、ほかにも中古にて購入した場合や、その車の発売当初はメーカーも豊富なオプションを用意する余裕がなく、のちにオプションを拡充する場合もあり(改良によって、より高機能なパーツが出てくる場合も)、こういった「レトロフィット」対応はうれしいですね。
とくにマクラーレンの場合、さすがF1コンストラクターだけあってその進歩の速度は速く、かつその内容も多岐にわたっており、他メーカーに比べるとオプションが豊富で、高価ではあるものの顧客もそれらを望んでいるようですね。
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VIA:CARSCOOPS