BMWが「ワイヤレスチャージングシステム」を公開。
現段階ではプロトタイプのようですが、2018年モデルの530e iPerformance プラグイン・ハイブリッドからこれに対応する見込み。
地面にワイヤレスチャージユニットを置き、車をその上に停めて充電するものですが、車両側のディスプレイには「正確な停車位置」が指示され、かつ充電状況も確認可能。
現在のところ出力は3.2 kW、充電時間は安全上の理由から5時間に制限されているといい、つまりは大きなバッテリーを備えるピュアEVには対応できないようですね（やはり真っ先にピュアEVに対応して欲しいところ）。
実際にi3に乗っていると意外と充電用ソケットを車に差し込むのが面倒で（特に自宅に戻り、荷物がたくさんあるときなど）、しかしガソリンスタンドでガソリンを入れることを考えると大した手間ではないものの、「勝手に充電してくれればいいのに（わがまま）」といつも思います。
上述のように今の段階では出力が制限されているようですが、将来的にはi3などEVにも対応できると思われ、しかしこれは「車両側もこのワイヤレスチャージシステムに対応」している必要がありそうで、となると対応がなされても「後付け」は難しいのかもしれません。
なお、「ワイヤレス」ということで電磁波はどうなんだろうとふと気になったりしますが（ぼくは神経質な方ではないけれど）、もちろんそのあたりもクリアしているのだと思われます。
ちなみにメルセデス・ベンツもすでにワイヤレスチャージングについては発表しており、VWも「Vチャージ」なる公共駐車場でのワイヤレスチャージを考案中のようですね。
BMWはについてはテスラ同様の考え方ですが、自宅そのものを「エレクトリック化」してスマートハウス化する構想も提案しています。
https://www.youtube.com/watch?v=zRnl5lLZxLc
https://www.youtube.com/watch?v=fLH6b05iReQ
ハイブリッドやEVでは出遅れている感のあるメルセデス・ベンツですが、ワイヤレスチャージにおいては他社に先駆けて家庭用を実用化。
2018年モデルのメルセデス・ベンツS500eから利用が可能になるとのことですが、車両側には「受信コイル」、住宅側には「チャージングプレート」を設置。
これにより、車をチャージングプレートの上に停めることでコイルを通じ充電できるようになる、というものですが、住宅側にもけっこう大きな改装が必要になること、車両にとっては後付が難しいことを考えると、急速な公共施設への普及は難しいかもしれません（一部の車しか恩恵をうけることはできない、またこれを装備した車が普及しなければチャージングプレートを増やしても意味は無い）。
なおBMW i3に乗っていて思うのは、（ガソリンスタンで給油するのに比べれば遥かに楽ですが）充電ケーブルを車体に接続するのが面倒ということで、ワイヤレスチャージが普及するともっと楽になるのに、とは思います。
VWも「Vチャージ」なるシステムを開発中とのことですが、このあたり規格を統一しないと「せっかく設置してあっても規格が違うので利用できない」ということにもなり、これも普及の足かせとなりそうですね。
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駐車場の地面にバッテリー内蔵（7年稼働）のデバイスを設置し、これがその駐車スペースが空いているかどうかをサーバーに送信し、利用者はアプリを通じてどこのスペースが空いているのかを把握できる仕組み。
けっこう便利なシステムで、日本でもリアルタイム駐車場検索などありますが、自動車も「常時ネット接続」が前提になると様々なサービスが実用化できそうですね。
VWが「Vチャージ」なるEV向けの駐車場検索と充電システムを構築中ですが、今後様々な規格ができそうであり、早々に統一しておかないと規格間での覇権争いが生じそうには思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ULcYUvvBjw0