ボーム&メルシエが新たにコブラとのコラボ腕時計「クリフトン・クラブ・シェルビー・コブラCSX2299」を発売。
ボーム&メルシエはキャロル・シェルビーと2015年にパートナーシップ契約を締結していますが、今回はコラボ腕時計の第三弾となっています。
今回のシリーズはアメリカ車ではじめてル・マンを制したシェルビー・コブラCSX2299(デイトナ・クーペ)にインスパイアされたもので、同車のボディカラーを文字盤に反映。
タキメーターではシェルビー・コブラCSX2299がル・マンの直線「ユーノディエール」で記録した時速315キロを強調するデザインに。
この時速315キロは「マイル」に換算すると196mphとなり、この数字を取って各モデルとも「196本限定」となっています。
ケースサイズは44ミリ、素材はステンレススティールもしくはチタン。
ベルトはカーボン風の型押し加工が施され、赤いステッチが「アメリカン」な感じに。
なおケースバックはスケルトンで、自動巻ムーブメント巻き上げ用のローターは車のホイール風デザインを採用しています。
それぞれの腕時計はブラックとシルバーの専用パッケージ、1/43サイズのシェルビー・コブラ・デイトナ・クーペのミニカー、デイトナクーペとその歴史を解説する冊子付き。
発売は2017年6月末、価格は825,000円となっています。
シェルビー・アメリカンが新たに15台のみ特别に車両を製造し発売することを発表(これまでも何度か同様の試みを行っている)。
これはセブリング12時間他のレースで活躍したモデルを正確に再現したもので、いわば「メーカー直系のレプリカ」。
これらは1963年および1964年モデルを再現し、当時ケン・マイルズ、ダン・ガーニー、アレン・グラント、デイブ・マクドナルドによってドライブされた車両がベースとなっています。
なおシェルビー宝飾品ブランド、ボーム・メルシエは提携関係にあり、それぞれのモデルにはシリアル入りのボーム&メルシエ製腕時計が付与される模様。
製造されるのは全部で15台、うち13台はグラフファイバー製のボディを装着し、2台はオリジナルと同様のアルミボディ仕様となります。
外装に関しては通常の仕上げの他、実際にレースに参戦したカラーリングも選択可能で、レッドはケン・マイルズ仕様。
ブラック+イエローストライプはダン・ガーニー仕様(ナンバー96)。
同じブラックでもデイブ・マクドナルド使用はストライプがホワイトとなり、ナンバーは「198」に。
イエローはアレン・グラント仕様で、ブラックのラウンデルがナイス。
ボーム&メルシエのケープランド・コレクションに「シェルビー・コブラ・エディション」が登場。
98個限定で、カラーは2パターン。
色々と自動車メーカーとのコラボウォッチが出てきますね。
ボーム&メルシエがフランスのサーキットにてシェルビーのみのイベントを開催し、そこで15本限定の腕時計を発表(シェルビーとボーム&メルシエはパートナーシップ関係にある)。
腕時計の価格や仕様は不明ですが、限定本数からすると相当に高価な製品であることは間違いなさそうです。
ボーム&メルシエは1830年創業、世界で6番目に古い腕時計メーカー。
1990年代くらいは腕時計としては結構高価な部類であったと記憶していますが、その後にランゲ&ゾーネ、フランク・ミュラー、リシャール・ミルなど高価な腕時計がどんどん出てきて、さらには他のメゾンでも以上に高価な腕時計が出てくるに当たり相対的に「安く」見えるようになっています。
現在はカルティエを擁するリシュモン・グループに属しており、クラッシマ、クリフトン、ケープランド、ハンプトンなどのシリーズを展開していますが、ブライトリング、ロレックス、オメガ、ウブロやオーデマ・ピゲ、コルムのようにデザイン的特徴に乏しく、ブランパンやIWCのようにちょっと影が薄い腕時計メーカーだと認識しています。