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| ベントレーは新CEOを迎えてそのイメージを大きく刷新 |
この記事のポイント
- 伝説の共演: スタントの神様、トラビス・パストラーナがベントレー本社「ドリームファクトリー」をドリフトで駆け抜ける
- 悪魔の数字「666PS」: 純粋なV8ツインターボと後輪駆動が生み出す、ベントレー史上最も過激なパフォーマンス
- 即完売の超限定モデル: 世界限定500台はすでに予約で埋まり、納車を待つのみのプラチナチケット
ベントレーは新CEOを「ポルシェGT部門」から迎え入れていますが、これが意味するところは「ベントレーのパフォーマンスブランド化」。
実際のところ、ベントレーは新しく「スーパースポーツ」を発表しており、これは「2シーター」「後輪駆動化」を果たした666馬力を発生する”ノンハイブリッド”モンスター。
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そしてベントレーがそのスーパースポーツを起用した最新フィルム『Supersports: FULL SEND』は、これまでのブランドイメージを根底から覆す「事件」とも呼べるものであり、その内容を見てみましょう。
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舞台は「ピムカーナ」!パストラーナが認めた意外な素性
今回の舞台は1938年に建設された英国クルーにあるベントレー本社工場。
地名のピムズ・レーンにちなみ、ベントレーはこれを「ピムカーナ(Pymkhana)」と名付けています。
ステアリングホイールを握ったのはジムカーナ動画で知られるトラビス・パストラーナ。
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新型スーパースポーツが秘める圧倒的なポテンシャルに触れるに際し「量産車ベースのクルマで、ここまで自由に動かせるとは思わなかった」驚きを見せており、実際に動画では自由自在にクルマを操るさま(スリップアングルの持続と豪快なドーナツターン)が映し出されています。
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新型スーパースポーツの「モンスター級」スペック
このクルマは単なるラグジュアリーGTではなく、軽量化とハイパワーに執着した「公道を走るレーシングカー」ともいえる存在で・・・。
主要スペック・特別装備
| 項目 | 詳細スペック |
| 最高出力 | 666 PS (490 kW) |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動専用) |
| 0-100km/h加速 | 3.7秒 |
| 限定台数 | 世界限定500台(すでに完売) |
| 特別仕様(撮影車) | 油圧式ハンドブレーキ、パワーブレーキ機能追加 |
特に注目すべきは、撮影車に装着されたハンドブレーキのレバーに刻まれた「Mildred(ミルドレッド)」という文字で、これは1920年代に活躍した伝説の「ベントレー・ガール」ミルドレッド・メアリー・ピーターへのオマージュであり、不屈の精神を象徴しているのだそう。
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なぜベントレーは「後輪駆動」にこだわったのか?
近年のコンチネンタルGTは4WD(全輪駆動)による安定性が売りものですが、しかしこのスーパースポーツが”あえて”RWDを採用した理由は明確で、それは「ドライバーとの対話」を最重要視したからにほかなりません。
- 666馬力の心臓: あえてハイブリッドを排除した4.0L V8ツインターボエンジンを搭載
- 究極のRWD(後輪駆動): 巨大なトルクを後輪のみに叩き込む
- 軽量化の恩恵: 4WDシステムを排除し、内装にカーボンファイバーを多用することで現行のハイブリッドモデルよりも500kg近い軽量化(車重2トン未満)を達成
- ピュアな操作感: 電子制御LSD(eLSD)と後輪操舵を組み合わせることで巨体からは想像できないほどシャープなターンインを可能に
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市場での位置付け:もはや「動く不動産」?
当然ながらこのスーパースポーツの500台の枠は発表後すぐに埋まっており、価格は公表されていないものの、その価格は「5000万円を超える」とも。
すでに市場では「手に入らない名車」として伝説化が始まっており、2027年から始まる納車後にはオークションにてその価値が証明されることとなるのかもしれません。
結論:ベントレーが証明した「走りの魂」
『FULL SEND』というタイトルが示す通り、ベントレーはブランドの未来に向けて「全開」で舵を切ったというのが直近の状況です。
電動化が進む時代だからこそ、あえて純粋なガソリンエンジンの咆哮と操る楽しさを追求したスーパースポーツ。
高級車としての気品を保ちながら、タイヤを溶かすほど過激に遊べる。その二面性こそが、100年を超えて愛されるベントレーの真の姿なのかもしれません。
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ベントレーが公開した最新動画「FULL SEND」はこちら
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