「自動車好きの人には腕時計好きの人も多い」と一般的に言われますが、やはり両方とも「機械モノ」という共通点があるためかもしれません。
そういったこともあるためか、自動車メーカーと腕時計メーカーとの「パートナーシップ(コラボ)」も多く、最近はさらに拡大傾向。
どんな腕時計がある?フェラーリなど自動車メーカーとのコラボウォッチ
その自動車メーカーとその腕時計メーカーとの「イメージや機能」がぴったりな場合もあり、またそうでない場合もあり、そしてまだ腕時計メーカーと組んでいない自動車メーカーについては「この腕時計メーカーと契約したらいいのに」と考えることがあって、ここで「ぼくの考える自動車メーカーと、それにマッチした腕時計メーカー」を述べてみたいと思います。
現実的には特定の自動車メーカー(腕時計メーカー)とパートナーシップを結んでいたりする場合もありますが、そこは全て「無視」し、純粋に「独断と偏見に」基づいたものです。
さてまずは「フェラーリ」ですが、フェラーリとマッチするのは「パテックフィリップ」ではないか、と考えています。
フェラーリは現在ウブロとパートナーシップ契約を結んでおり、その先進性など確かに「マッチ」するとは思うものの、パテックフィリップの持つぶっちぎりの芸術性、カリスマ性はやはりフェラーリに例えられてしかるべきかもしれません。
ついでBMW。
BMWは現在特定の腕時計メーカーとの契約はないと思いますが、なんとなく「オメガ」。
ロレックスに阻まれて「王座に君臨できない」ところが妙にオーバーラップし、そして色々なデザインに手を出したり、カジュアルなものが多かったり、意外と「世界初」があったり、排他性のある機能を持っているところもよく似ている、と思うのですね。
そしてランボルギーニ。
これやはりオーデマピゲ。
素材や機能に対する探究心、そのエッジが効いたデザインを考えるとこれは「ぴったりだ」と考えています。
腕時計としての常識を超えている、もしくは覆している、というところも似ていますね。
フォルクスワーゲンも現在腕時計メーカーとのコラボはありませんが、ぼく的イメージだと「カシオG-SHOCK」。
安価で正確、タフでバッテリー(動力源)の寿命が長いというイメージが重複するわけですが、例えばG-SHOCKでも「電波ソーラー」だと正確さにおいて比類なく、どこでもそんな環境でも安定した性能を発揮し、しかも気を使うこともないという点においてまさに「腕時計としては完璧」。
これはゴルフRにも言えることで、そして「しかし唯一足りないところがあるとすれば、それはステータス」というところもそっくり。
レクサスはやはり「セイコー」。
国産最高峰というところは共通していますが、そのクラフトマンシップも共通しており、そして「何かが足りない」と思わせるところもよく似ていますね(ステンレス部分の「磨き」も共通)。
LSはグランドセイコーのような落ち着きと美しさ、RXやNXはアストロンに見られるスポーティーさを感じさせるように思います。
ウブロは現在フェラーリのパートナーですが、ぼく的には「マクラーレン」とイメージがマッチ。
先進素材を使用したり、今までの概念にとらわれない製品づくりをするところ、そして比較的歴史が新しい(マクラーレンの場合は市販車において、という意味ですが)、というところも似ているようですね。
レンジローバーは「パネライ」。
現在レンジローバーのパートナーはゼニスですが、レンジローバーは自動車業界では珍しい「オフローダー専業」、パネライも「ダイバーズウォッチ専業」。
専門性をウリにしている、というところは共通性がありますね。
アストンマーティンは「ヴァシュロン・コンスタンタン」。
その貴族っぽいイメージ、伝統を守り続けるデザイン、「雲上ブランド」というそのポジションは共通しているのでは、と思います。
メルセデス・ベンツはやっぱり「ロレックス」。
「絶対王者」というところは同じであり、そのぶれない姿勢、他のメーカー何するものぞ、という天上天下唯我独尊なところも似ているようですね。
アウディは「カルティエ」。
とにかくバリエーションが豊富なこと、自動車や腕時計の製品本来の持つ価値に加え、「デザイン」などの付加価値を加えて新たなプレミアムを作り出すところは共通性があるように思います。
ポルシェはやっぱり「IWC」。
IWCは現在AMGのパートナーですが、かつてIWCはポルシェデザインの腕時計を製造していたこと、IWCはスイスのメーカーながらもドイツ語圏であること、その職人気質で「見た目より機能」の製品づくりを行うことろがぼくの考える共通項。
IWCはパイロットやエンジニアなど「職人向け」の時計をリリースすることで有名ですが、ポルシェの車も「特定の目的に特化した」ものが見られ、ここも似ている部分ですね。