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ダッジがEVとなった新型「チャージャー・デイトナ」を発表。チャレンジャーと一本化、「世界で最も速く、最も強力なアメリカンマッスルカー」へ

ダッジがEVとなった新型「チャージャー・デイトナ」を発表。チャレンジャーと一本化、「世界で最も速く、最も強力なアメリカンマッスルカー」へ

Image:Dodge

| EV化によってその重量が著しく重くなり、なんと約2,700kgへ |

チャージャー・デイトナの加速性能はちょっと前の「スーパーカー並み」

さて、ダッジが予告通り「次世代チャージャー」を発表。

概要について触れておくと、新型チャージャーは「ピュアエレクトリック版とガソリン版」、そして「2ドアと4ドア」とがラインアップされており、これによって「チャレンジャー(これまではチャージャーの2ドア版といった位置づけだった)が廃止」されています。

そしてピュアエレクトリック版には「デイトナ」、ガソリン版には(6気筒エンジンを積むので)「シックスパック」という呼称が与えられていますが、ダッジCEO、ティム・クニスキス氏によれば「パワーがどのように発生されるかに関係なく、新しいチャージャーはマッスルカー」。

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新型ダッジ・チャージャー・デイトナはこんなクルマ

そこで新しいダッジ・チャージャー・デイトナ(EV版)を見てみると、その出力はボトムレンジ(R/T)で496馬力、トップレンジ(スキャットパック)では670馬力(思ったよりも低かった)。

0-60マイル(0-96km/h)加速はスキャットパックで3.3秒、ゼロヨンタイムは11.5秒なので、少し前(10年前くらい)のスーパーカーと同じレベルということになり、ダッジはこの数字をもって「新型チャージャー・デイトナは世界で最も速く、最も強力なマッスルカーである」とコメントしています。

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新型ダッジ・チャージャー・デイトナは、R/T とスキャット パックという2つのグレードで発売され(ベーシックグレードがR/スキャットパックは現時点のレンジトッパー)、どちらも400ボルトのアーキテクチャ、デュアルモーターレイアウトを共有し、放電率550キロワットの100.5kWhバッテリーパックを搭載しています。

これらは(ダッジが属する)ステランティスのSTLAラージプラットフォームを使用した最初の車両であり、完全なるEV専用のプラットフォームでもあるため、チャージャー デイトナの重量配分は理想的な”前後50/50”をほぼ実現しているといい、フロアにバッテリーを敷き詰めることで低重心をも実現することに。

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ただし大きなバッテリーを積むことでダッジ・チャレンジャー・デイトナの車体重量は2,648kgなのでポルシェ・カイエン(グレードにもよるが2,100kg前後)よりも遥かに重く、そしてこれを支えるために各部が強化され、装着されるタイヤはフロントに305/35(フロントにこのサイズを装着するセダン/クーペはほぼ例がない)、リアでは325サイズの20インチ。

ブレーキシステムはブレンボ製で、フロントには6ピストンキャリパー+16インチローターを備えます。

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一回の満充電あたり航続距離はR/Tで510キロ、スキャットパックでは(出力が大きいので消費電力も大きく)418キロ。

航続距離を稼ぐためのデバイスとしては「ホイールエンドディスコネクト」「可変レシオギア」がアナウンスされていますが、後に登場する最上位グレードには2速トランスミッションが内蔵されることについても言及されています。

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サスペンションにはアダプティブダンパーを備えた”デュアルバルブセミアクティブ”が採用され、ユニークなのはオプションで「トラックパッケージ」を選択できることで(スキャットパックのみ)、これはバッテリーの開始温度を低く設定することでバッテリーの発熱を抑え、より多くの(サーキットでの)周回を行えるように設計されているほか、アメリカで好まれるドラッグレースに対応できるようラインロックをかけてリアタイヤを空転させ加熱することもできるほか、ドーナツモードやドリフトモードをアクティブにすることでテールを思う存分スライドさせることもできるようですね。

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その他の特徴としては(エレクトリックモデルにもかかわらず)排気チャンバー内にスピーカーを備える”フラツォニック チャンバード エグゾースト”が装備され、これによって刺激的なサウンドが放出されることが挙げられますが、このサウンドについてはまだ「最終的に決定していない」とのこと。

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新型ダッジ・チャージャー・デイトナのインテリアはこうなっている

そしてここからは新型ダッジ・チャージャー・デイトナのインテリア。

最新モデルらしくデジタルデバイスが多用されているものの、アメリカンマッスルっぽいアナログな雰囲気も色濃く残されており、しかしドライバー側には標準の10.25インチ デジタルスクリーンまたはオプションの16インチ ユニット、そして12.3インチのセンター スクリーンも。

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ダッシュボードのラインは1968年に発売されたチャージャーを彷彿とさせ、センター コンソールにはピストルグリップ型のシフト ハンドル ホールディング ステーションが備えられています。

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そのほか64色のアンビエントランプが標準にて装備され、オプションだとガラスサンルーフ、ナッパレザー、ヘッドアップディスプレイ、TomTomナビゲーションやAmazon Alexaとの互換性を提供するダッジのUconnect 5システム、運転支援デバイス(自動ブレーキ付き前方衝突警報、アダプティブクルーズコントロール、交通標識認識、車線維持支援、ブラインドスポットモニター、居眠り運転検出など)等が報じられていますが、現時点では車両価格についてアナウンスされておらず、追って発表があるものと思われます。

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参照:Dodge(Stellantis)

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