| 改めてコルベットのパフォーマンスの高さには驚かされる |
ポルシェ911カレラ、シボレー・コルベット、トヨタGRスープラのドラッグレース、そしてサーキットを走ってみた比較動画が公開に。
いずれもスポーツカーではあるものの、エンジン搭載位置が「フロント、ミッド、リア」とすべて異なるという、なかなかに珍しい顔ぶれとなっています。
なお、価格についてはGRスープラが702万円、C8コルベットが1180万円、911カレラSが1729万円という設定がなされ、こちらも3車で「バラバラ」。
GRスープラはパワー、レイアウトともに不利だが
GRスープラは3リッター直6ターボエンジン(340PS)をフロントに積み、8速ATを介して後輪を駆動。
なお、この3車の中では唯一「トルコン式」ATを持っています。
0-100km/h加速は4.1秒、車体重量は1520kg。
C8コルベットはパワーウエイトレシオ的に圧倒的有利
そして次はシボレー・コルベット。
エンジンは6.2リッターV8(495馬力)、これをリアミッドに搭載して8速DCTを介し後輪を駆動します。
0-100km/h加速は2.9秒だと言われていますね。
重量は1526キロ。
ポルシェ911はトラクションに利があるが
最後はポルシェ911カレラS。
3リッターターボエンジン(450PS)をリアに積み、トランスミッションは8速デュアルクラッチ(PDK)、駆動輪は後輪のみ。
0-100km/h加速は3.7秒、車体重量は1590kgです。
実際に走ってみたらこうなった
そしてまずはドラッグレース。
3車ならんで一斉にスタートしますが、スープラのみが出遅れた状態に。
そのままスープラはコルベット、911に差をつけられ、ついには画面から消えてしまうことに。
一般にFRレイアウトは駆動輪たる後輪にトラクションがかかりにくく、スタートに不利な傾向があり、その「レイアウト的不利」がそのまま表れた形です。
反面、ミドシップやリアエンジンは駆動輪の上に重量物が乗るので、そのぶん加速が鋭くなるわけですね(ポルシェ911だと前後重量配分が35:65くらい、GRスープラは50:50くらい)。
順位としては予想通りポルシェ911カレラS→シボレー・コルベット→トヨタGRスープラとなっていますが、もし911が「カレラS」ではなく「カレラ」だったらコルベットの方が勝っていただろう、というくらいの僅差です。
そしてこちらはサーキットを走ってみた結果。
驚くべきことにC8コルベットがもっとも優れたタイムを記録しており(1:11.53)、次いでポルシェ911カレラS(1:12.33)、そしてトヨタGRスープラの1:15.06。
北米だとC8コルベットは日本の価格に比較してかなり安く、それを鑑みるに、恐るべきコストパフォーマンスを持つとも考えられそうですね。