【動画】あまりに悲しすぎる・・・。ハリケーンで被害を受けた104台の「製造中だった」C8コルベットが一同に集められ、ただ廃車となるのをを待つ様子

｜　廃車にするよりは、オークションなりで販売し、第二の人生を歩ませてやって欲しい　｜

ここまで大規模な単一車種の墓場は見たことがない

さて、2021年12月11日にアメリカを襲ったハリケーンの影響にてダメージを受けたと言われるGMのボーリング・グリーン製造工場。

もちろんGMは十分な対策を施していたはずですが、暴風雨によって設備が破損して火災が発生したほか、工場内にまで浸水してしまい、完成済みで出荷を待っていたコルベットに加え、製造中だったコルベット120台超が被害を受けた、と報じられます。

そして今回、その被害を受けたコルベットたちを捉えた動画があまりにショッキングだとして話題に。

これらのコルベットはもはや「廃棄を待つしかない」

なお、これらのコルベットはすべて廃棄処分されると報じられており、今回ドローンを用いて撮影された動画に写っているC8コルベットを数えてみると104台。

以前の報道では120台超が廃車になる運命だとされているので、すでに20台ほどが廃棄されたか、もしくは後にここへ運び込まれるのかもしれません。

シボレーは被害を受けた完成車について検査を行い、問題がなければ出荷するとしていますが、「問題がある」つまり廃車となるコルベットの注文はキャンセルされてしまうようで、オーナー（となるはずだった人）はシボレーのディーラーを通じて再注文しなければならない、とも報じられています。

新型コルベットの人気は非常に高く、ただでさえ納車待ちが長いと言われているものの、ハリケーンによって被害を受けたボウリング・グリーン向上は生産を本格化できていないとされ、さらに納車待ちが長くなるのは間違いのないところ（どのみちチップ不足で生産できなかったのかもしれない）。

GM自身は保険に入っているはずなので、今回の「金額的」ダメージについてはカバーされることになるかと思いますが、シボレーが保険金を受け取ってしまうと、これらコルベットは保険会社に持ってゆかれ、その後どうするかは基本的に保険会社の自由。

多くの場合はオークションを通じて売却されることになるかと思われ、今後様々なオークションにこれらの個体が出品されることになるのかもしれず、しかしそうなるとGM自体の評判が低下する可能性もあるので、そこはGMと保険会社との間でなんらかの話し合いが持たれるのかも（GMが保険会社に対して処分方法を指定するなど）。

ただ、ここまで完成したクルマが廃車となるのはあまりにもったいなく、いろいろな事情はあるかもしれませんが、このままオークションなどで販売し、これを修理できる人がこれらを蘇らせて路上を走らせるほうがクルマ側としても幸せなんじゃないかと思います（あくまでもGMの考える新車クオリティにて販売するのが難しいために廃車とするワケで、中古車として考えると問題のない車体もありそうだ）。

ハリケーンにてダメージを受けたコルベットの動画はこちら

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参照：Kornel J Werner