| しかもこれで公道走行可能(合法)というから驚かされる |
フォードGTがまたまた速度記録を更新。
今回は時速300.4マイルを記録してこれまでの292.9マイルを上回り、前人未到の「300マイル」に到達しています。
時速になおすと実に483.44キロという途方もない数字で、いかにこの記録が重いかもわかりますね。※ケーニグセグ・アゲーラRSの出した”市販車最速”は447.4km/h
このフォードGTの出力は2500馬力
今回、このチャレンジが行われたのはテキサスにあるビクトリア空港にて。
この滑走路を使用して1.61キロを走って時速483.44キロを記録したということになりますが、このチャレンジを行ったのはM2Kモータースポーツ。
同社は過去数回に渡り記録を伸ばしてきているようですね。
そして驚くのは、このフォードGTが「合法に公道を走れる」こと、そして2500馬力を発生すること(ただし、この出力を計測できるシャシーダイナモがないため、これ以上の馬力が出ている可能性が大きい、とのこと)。
こちらは移動するフォードGT。
やたら低く見えますが、その車高は標準で1125ミリ(ランボルギーニ・アヴェンタドールよりも低い)で、もちろんこの車両のサスペンションはさらに低められているものと思われます。
ちなみにレーシングカーのほうの「フォードGT40」は、車高がわずか40インチ(1016ミリ)しかなかったことから。※公式にはGT40とは呼ばれておらず、GT40はニックネーム
そして数本走ってのベストは300.4マイル。
喜ぶチームの人。
なお、このフォードGTは「GT40」の復刻(ただしGT40はレーシングカー、GTはロードカー)で、フォード100周年を記念して2005年に発売されたもの。
そのスタイルはオリジナルのフォードGT40を強く意識したデザインを持ち、限定台数は1,500台、新車価格は約1600万円。※現代の限定モデルからは想像できない安さ
エンジンは5.4リッターV8+スーパーチャージャー(558馬力)というスペックを持ち、これをミッドにマウントしたうえで6速マニュアル・トランスミッションを介して後輪のみを駆動します。
ボディサイズは全長4646ミリ、全幅1953ミリ、全高は1125ミリで、ランボルギーニ・ウラカンに近いサイズですね。