| 仮想通貨取引所のプロモーションにランボルギーニが出動 |
CNBCの報道によると、ニューヨークにて、3台のランボルギーニ(ウラカン・スパイダー、ムルシエラゴ、アヴェンタドール)が路上駐車していたことで話題に。
これは一体何だったのかというと、仮想通貨取引所が開催したセミナー会場の「客引き」だったようで、うち二台はニュージャージー拠点の高級レンタカー会社所有、残る一台はそのオーナー所有のクルマだそう。
こういった「スーパーカーレンタル」の需要は大きい
なお、このレンタカー会社のオーナーはニューヨーク6番街にて開催されたセミナー会場の前に(開催期間中の)5時間だけクルマを置いておくようにという依頼を受けたとのことで、駐車場所はヒルトンホテルの真ん前。
違法性は報じられていないので合法だと思われますが、この会場選択や、ランボルギーニを3台も前に駐車しておくというのは仮想通貨取引所のしたたかな戦略によるものだと考えられ、一攫千金やリッチな生活に憧れる人々を惹きつけるのに十分な役割を果たしたのかもしれませんね。
さらにこのレンタカー会社の社長によると「こういった依頼はよくある。皆、儲けたらランボルギーニを買うと言うよ」とのこと。
ちなみにランボルギーニ一日のレンタル費用は約11万円。
加えて彼は「自分は仮想通貨で儲けたことはないが、10台のランボルギーニを持っている」と語っています。
実際のところ仮想通貨で儲けた人がスーパーカーを購入する例は少なくはなく、そのために各エキゾチックカーメーカーの主要購買層は今や様変わりして若者中心に。
そしてそういった若者はあまりメーカーのヘリテージをリスペクトしないので「フェラーリ=レッド(ロッソ)」という感覚も無く、自分の好きな色を購入する傾向が強い、とも言われていますね。※シンガポールや香港などのタックスヘイブンに特に多い
たしかにネット上で見るフェラーリやランボルギーニはこれまでにないほどカラフルになってきているように思われますが、その背景には「仮想通貨長者があったのか」と納得。
なおランボルギーニCEO、ステファノ・ドメニカリ下CNBCのインタビューに応じ、「現代の若者はハイリスクな投資に積極的で、一攫千金を狙う。その結果、我々の顧客は”とても”若くなった」と答えています。
なお、ビットコインの最近のチャートはこんな感じ。
これを見るともうオワコンのようで、ビットコインを捨てて別の仮想通貨に可能性を見出している人が多いのでは、と思います。
こういった「相場」が上がる理由としては「上がると信じている人が多いから上がる」のであって、その幻想が一旦崩れるともう二度ともとに戻ることはない、とぼくは考えています(今のところぼくはNY株式しか扱ってない)。