| いつの間にやら日産はeスポーツ人気チームのスポンサーになっていた |
日産が「ナショナル・ビデオ・ゲーム・デー」にあわせ、GT-R NISMO、リーフにインスパイアされたゲーミングチェアのスケッチを公開。
これは高まるeスポーツ人気に対応したもので、日産はすでに人気ゲーミングチーム「Faze Clan(フェイズクラン)」「OpTic Gaming(オプティックゲーミング)」に対してスポーンサーを行うなど、この分野についてはかなり積極的な動きを見せているようです。
日産は若い世代にアピールしたい
日産によれば、これらチームへのスポンサー契約について「どの自動車メーカーもジェネレーションZやミレニアルズにアピールしたいと考えるはずだ。これはそのための手段であり何百万というゲームファンと我々とを結びつける戦略のひとつである」とのこと。
GT-Rゲーミングチェアはこうなっている
こちらはGT-Rゲーミングチェア。
GT-R NISMOにインスパイアされたチェアらしく、パフォーマンスを重視して軽量なカーボン製のシェルを持ち、シート表皮はレザーとアルカンターラ。
なお、ヘッドレストにはスピーカーが内蔵されています。
脚部は渋いブラシ仕上げのアルミニウム。
日産リーフ・ゲーミングチェアはこういった仕様
そしてこちらは日産リーフをモチーフにしたゲーミングチェア。
リーフらしく”サステイナブル(持続可能性)”を重視したエコフレンドリーな素材(リサイクル素材?)を表皮に持ち、各パーツはガンメタリック塗装、そしてブルーのアクセント入り。
レッグレスト、USBチャージングポートを持つとされています。
現段階では市販化の予定はないが・・・
そして今のところこれらのチェアについて市販化の予定はなく、日産はまずこれらをSNS上で公開し、市場(ゲーマー)の反応を見ている状態だそう。
反応次第では、そして日産のゲーミングへの注力を考慮するに「実際に発売」ということもあるかもしれませんね。
ゲーマーへのアピールは自動車の販売増加に結びつく?
なお、ぼくが時々思うのは、クルマ好きがカーゲームに傾倒することはあっても、カーゲーマーが実車に興味を持つというケースは意外に少ないんじゃないか、とも。
つまりバーチャルからリアルへの移行というのはあまりないんじゃないかということですね(ゲーマーにとっては、ゲームはゲームであってリアルとは切り離しているのかも)。
ただ、映画や漫画、アニメを通じクルマ好きになったというケースは少なくないと思われ、それはゲームと違って「映画や漫画、アニメにはドラマがあり、そのドラマに共感することで、ドラマの中で重要な役割を果たすクルマに興味を持つ」ことがその理由ではないかと考えています。
よって、「ゲームにそのクルマが登場したから」といって、(ゲームソフトの売り上げが増えることはあっても)車の販売が増えることは期待できないのかもしれません。