| これまでにも様々なカスタムカーを展示してきたが、今年の日本自動車大学校は一味違う |
さて、日本自動車大学校(NIHON AUTOMOBILE COLLEGE=NATS)が製作を進めていた出展車両の続報。
「トヨタGRスープラのワイドボディ、オープン、そしてカラーリングはワイルド・スピードに登場した、ブライアンの乗るスープラ」ということが概要として判明していましたが、今回はその詳細が明らかになったほか、さらなるカスタムカーを製造中であることがわかっています。
ちなみにこの「オープン、ワイドボディスープラ」はガルウイング(ディへドラル)ドアを持っていて、これまでにNATSが作ったいずれのクルマよりも大規模なカスタムが施されていそうなレベル。
トヨタGRスープラのオープンモデル?しかもカラーリングは「ワイルド・スピードでブライアンが乗った80スープラ」なカスタムカー製作中
NATS A90スパイダーのベースはトヨタ・ソアラ
そしてこの「スープラのオープンモデル」はスープラをベースとするのではなく、ソアラ(UZZ40)がベース。
おそらくは資金の問題で安価なベース車両(のうちスープラに近そうなもの)を選んだのだと思われますが、製作途中の画像を見ても「どう見てもスープラにしか見えない」という印象。
リアまわりもやはり「スープラそのもの」。
スープラ純正のテールランプがぴったり収まりそうです。
NATS R35スパイダーは「GT-Rのオープンモデル」
そしてNATS35スパイダーと題されたカスタムカーは「フェアレディZ(Z33)をベースにしたR35 GT-R風のロードスター」。
リアもまんまGT-R。
ただしブリスターフェンダーが取り付けられる模様。
なお、NATSはつい先日、「GT-Rセミナー」を開催。
NATSはこれまでのオートサロンでもランボルギーニ・ウルス、マツダRXヴィジョンのレプリカ(ただし単なるレプリカではなくオリジナル要素も含まれる)など話題性のあるカスタムカーを公開しており、そのほかにもモータースポーツ参戦、こういったGT-Rセミナーなど魅力的なコンテンツを持つようです。
実際のところ相当な拡散がなされていて、入学希望者も増えていると思われ、メーカーやチューナーという立場ではなく「学校法人」という別の立場から自動車業界を盛り上げているということになりますね。
GTRセミナー写真公開?
— 日本自動車大学校 (@NATS_info) November 25, 2019
先日お知らせしたGTRセミナーでは2020年モデルのNISMOバージョンをお持ちいただきましたが、貴重なクルマなので写真を撮りだめしました?
お裾分けで公開しますので,ご覧ください?
※今回はブレーキ編です?#GTR #NISMO #NATS pic.twitter.com/fEsnejkC54
NATS LS86は「4ドアの86」
こちらはカムリをベースに製作している「86の4ドア版」。
たしかに顔面は86そのもの。
リアも86のテールランプなどを再現することになりそう。
スズキ・カプチーノベースの「NATS 2020GT」
こちらはカプチーノをベースに、トヨタ2000GT風のスタイリングを持つカスタムカーを製作している風景。
その名も「2020GT」だそう。
スズキ・ジムニーのローダウントラックも
こちらはジムニーをトラックボディに、しかもローダウンしたカスタムカー(ベースはジムニーではなくラパンと思われる)。
やはり安価なベース車を使用して「別のクルマ」に仕立てるというスタンスなのだと思われ、なかなかに面白い試みでもありますね。
マツダCX-5は「バハレーサー」に
そしてこちらはマツダCX-5を、”世界一過酷なオフロードレース”バハ1000”に参戦させることをイメージしたというカスタムカー。
異常なまでのオーバーフェンダーが目に入りますが、下手すると「スープラのオープンカー」を食ってしまうほどのインパクトが与えられるかもしれませんね。
車体後部はおそらくトラック風に改装され、スペアタイヤを積むことになるのかも。
NATSではこのほかにもカスタムカーを製作しており、総勢7台の展示で望む模様。
年々その注目度が高まっており、そのお披露目に期待したいところです。
VIA:NATS