| ボクは常に何かが欲しい状態だ |
さて、何かを手に入れたとしても次々に欲しいモノが出てくるのが腕時計の世界。
ぼくは常に「購入すべき腕時計」が頭の中で多数スタンバイしていますが、今回はそういった中から、もっともプライオリティの高い5本を紹介したいと思います。
今回候補に上がるのはロレックス・エクスプローラー、オメガ・シーマスター007エディション、オフィチーネ・パネライ・サブマーシブル・カーボテック、ウブロ・スピリット・オブ・ビッグバン、チューダー・ブラックベイ。
価格も見た目もバラバラですが、ここでそれらを見てみましょう。
1.ロレックス・エクスプローラー
まずはロレックス・エクスプローラー。
ぼくはGMTマスター、サブマリーナ、デイトナ、エクスプローラーIIを購入したことはあるものの、未だエクスプローラーを購入したことはなく、しかし「いつかは買わねば」と考えている一本。
直系39ミリ、そして厚さもほどほどで、長袖の衣類を着たときにも使いやすい、とも考えています。
それでもなかなか購入に踏み切れないのは、ぼくが「金属ブレスレット」があまり好きではないこと、ロレックスの鏡面仕上げ部分は「傷が入りやすい」ので着用時に気を使うこと。
金属ブレスレットはエクスプローラーの特性だと考えて割り切るとして、「傷」についてはいかんともしがたく、であれば最初から傷の入っている、状態があまり良くない、しかし安価な中古を買って(傷を気にせず)ガシガシ使うか、とも考えたりします。
2.オメガ シーマスター ダイバー300M 007 エディション
ぼくは(これまでに数本を購入した経験上)オメガに対してあまりいい思い出がなく、よって「生涯オメガ不買の誓い」を立てていますが、それでも欲しいのが「スピードマスター・ダークサイド オブ ザ ムーン」と、今回紹介する「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」。
こちらはその名が示すとおり007とのコラボモデルであり、今回は「限定」ではなく入手しやすい(だろう)ことが購入意欲を高めていますが、さらにモデルは映画(ノー・タイム・トゥ・ダイ)制作サイド、そして今回が007映画に登場する最後となるダニエル・クレイグの意見が取り入れられていることも、ぼくが「買っとかねば」と考える理由。
その「意見」のひとつしては、たとえば「スパイ」ということで身軽に行動する必要があり、よってブレスレットには軽量なチタン(ケースもチタン製/42ミリ)、ベゼルの表面とダイアルにはアルミなどの軽量素材を使用していること。
加えてぼくは現在「レトロ調」な色合い、そしてメッシュ(ミラネーゼ)ブレスレットの腕時計を持っておらず、”かぶらない”選択肢としてもいいんじゃないかと考えています。
なお、オメガについては、自動車でいうと「BMW」のような印象があり、どうしてもメルセデス・ベンツ(ロレックス)の影に隠れてメインストリームに出てきにくい、というイメージを持っています。
オメガが007映画「ノー・タイム・トゥ・ダイ」で使用されるのと同じ腕時計”シーマスター ダイバー300M 007 エディション”を発表!今回は限定じゃなく通常販売モデル
3. オフィチーネ・パネライ・サブマーシブル・カーボテック
最近「はじめて」購入したパネライ。
それまでも「ずっと欲しい」と思いながらも購入する機会がなく、しかし先日ルミノール1950 3デイズ・クロノ チェラミカを購入したわけですが、ここで買い増しを考えているということは、つまりパネライを気に入ったということになります。
その理由としてはいくつかあって、まずはパーツや文字が大きいこと。
これはベル&ロスも同様で、ぼくはこういったデザインの腕時計を身についてけていると「楽しい」と感じるようです。
反面、精緻な作りや細かい目盛りを持つ腕時計、たとえばブライトリングなどはあまり性に合わない模様。
よって「もう一本くらいパネライ買っとくか」と考えていて、そこで白羽の矢が立ったのがサブマーシブル。
そしてぼくはステンレス製のケースはあまり好きではなく、セラミックやチタン、カーボンを好む傾向にありますが(傷がつきにくいので)、パネライのカーボンケース「カーボテック」はカーボンシートをハイエンドポリマーとともに圧縮したもので、「一本一本柄が違う」のもいい、と考えています。※レクサスLSに使用されている木目パネルも同じような製法で、やはり2つとして同じ柄がない
サブマーシブル・カーボテックには42ミリと47ミリがラインアップされ、さすがに47ミリは大きすぎるだろうとも考えていて、まずは42ミリ(PAM00960)を優先的に検討中。
ただ、実際に店頭にて42ミリと47ミリを確認してみて、「やっぱり47ミリのほうがいい」となる可能性も否定できません。
なお、パネライは高級腕時計にしては珍しく「イタリアのメーカー」ですが、イタ車に乗る身としてはそれだけで帰属意識が発生。
しかもランボルギーニのチーフデザイナー、ミッチャ・ボルカート氏も「イタリアつながり」なのかパネライ(たぶんPAM00927)を身に着けていて、ブルーノスーツにブルー文字盤、ブルーノストラップ、そしてゴールドの針とベージュのマーカーがよく映えていたことを思い出します。※ランボルギーニのウォッチにおけるパートナーはロジェ・デュブイ
4.ウブロ スピリット・オブ・ビッグ・バン
ウブロと言うと丸形ケースが有名ですが(そもそもウブロというブランド名自体が船舶の舷窓を表している)、2017年に登場したトノー型がスピリット・オブ・ビッグ・バン。
ムーブメントは同じLVMHグループに収まるゼニスのエル・プリメロをベースとした「HUB4700」を採用し、その大きさ、前面そして裏面スケルトンというインパクトが非常に大きい一本です。
なお、現在持っているトノー型は「ベル&ロス BR-02」ですが、トノー型は腕時計単体で見るよりも実際に身に付けたほうが見栄えがするようで、そこもトノー型が欲しいと思える理由の一つ。
この「チタニウムブルー」の素材は当然チタン、ケースサイズは圧巻の45ミリ。
ぼくは「ブルー」の腕時計も持っていないので、そこもまた惹かれるところでもあります。
正直言うとぼくはウブロはさほど好きではなく(ちょっとヤラしい印象がある)、しかしなぜかこれも「身につけていて楽しい腕時計」。
5.チューダー・ブラックベイ
突如日本で展開を始めたチューダー(以前はチュードルとして知られていた)。
ロレックスのディフュージョンブランドといったイメージも強かったものの、最近ではロレックスにないデザインを展開しており、この「ブラックベイ・ブロンズ」もそのひとつ。
ケース径は43ミリと大きめで、ダイヤルと風防がドーム型、そしてベゼルにはスレート(グレー)を採用することでちょっとクラシカルな雰囲気も。
完全にロレックスとは決別したという印象もあり、今こそ狙うべき一本だとも思います。
なお、ぼくが1995年くらいに購入した「クロノタイム」は今では100万円超の相場を形成していて、長期的に考えても「値下がりしない」ブランドでもありますね。
そのほか欲しいと考えているのは「フランクミュラー(ヴァンガード)」「IWC(アクアタイマー/パイロットウォッチ/ポルトギーゼ)」「ゼニス(パイロット)」ですが、そのあたりはまた機会を改めて触れてみようと思います。