フォーミュラEがはじめて日本そして東京にて開催決定。2024年3月30日、ビッグサイト付近の市街地コースにて、なお日本でのFIA公認市街地レースは史上初

｜　東京都は数年を費やしフォーミュラE運営サイドと協議、晴れて実現へ　｜

これを機に日本でもモータースポーツ人気が拡大してほしいものだ

さて、FIAが「2024年3月30日、日本（東京）の市街地コースにてフォーミュラEを開催する」と発表。

なお、日本でFIA公認の市街地レースが開催されるのは「初」だそうですが、オープンホイール・レーシング・シリーズの第10シーズンのうちの1戦として開催され、メキシコシティ、サンパウロ、モナコ、ポートランド等で行われる全17戦のePrixカレンダーに”台7戦”として組み込まれることもアナウンスされています（フォーミュラE開催地は欧州が中心であり、アジアでの開催は比較的珍しい）。

東京都はフォーミュラE開催に向けて着々と準備を進めてきた

フォーミュラEは内燃機関を搭載しない、純然たるエレクトリックカーにて競われるシリーズで、フォーミュラE側としては立ち上げ初期から日本での開催を強く希望していたといい、実際にいくつかの日本の自治体と話し合いが持たれたもよう。

中には横浜や大阪といった候補地もあったそうですが、そんな中で東京都が2019年にフォーミュラE関連費用を予算に盛り込み、2022年に開催協定を結んだ後に準備を推し進め、そして今回晴れての発表となったようですね。

フォーミュラEチャンピオンシップの最高責任者であるアルベルト・ロンゴ氏によれば「来シーズン、フォーミュラEを東京のストリートで開催できることに興奮を隠せない。シーズン10のカレンダーは、新しい都市で初めて、あるいは2回目のレースが開催されるダイナミックなスケジュールを組むという我々の継続的なミッションを象徴している」とコメント。

一方で小池東京都知事は、「2024年3月に東京でフォーミュラEレースが開催されることが正式に決定し、大変嬉しく思います。このレースは、ゼロ・エミッション車の普及に弾みをつけるだけでなく、東京の魅力を世界に発信することができ、東京の国際的な存在感を高める素晴らしい機会となるでしょう」と述べています。

一体東京のどこでフォーミュラEが開催されるのか？

今回発表されたプレスリリースによると、東京ePrixの開催場所は「東京の湾岸エリアにあるコンベンションセンター、東京ビッグサイト周辺」だとされ、コース詳細については未発表。

このレースは、2050年までにCO2排出量ゼロを目指す東京都の気候変動対策「ゼロ・エミッション」戦略の一環として承認されており、よって開催時には「東京都あげての」一大イベントとなりそうです。

なお、世界13都市で開催される2023-2034シーズン（シーズン10）のフォーミュラEにおいて、全17レースの暫定カレンダーうち、まだ3カ所が未発表。

フォーミュラEのCEOであるジェフ・ドッズ氏によると、フォーミュラEはさらに多くの「レース開催を熱望する世界の象徴的な都市」と交渉を進めているとのことで、シーズン10の全カレンダーは今年後半に発表される予定であることもあわせてアナウンスされています。

New location unlocked 🔓

Tokyo, Japan is confirmed for our provisional Season 10 calendar, becoming the first ever FIA World Championship event to be held in the city ⚡️🇯🇵

— ABB FIA Formula E World Championship (@FIAFormulaE) June 20, 2023

小池都知事が協定書に署名した旨発表した際の動画はこちら

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参照：NHK, motorsport.com, Formula E(Twitter)