| GRは今回、めずらしく英文字にて「Mikan」という単語をボディカラーに採用してきた |
最近では、日本語をあえて海外仕様車のボディカラー名に採用するケースもいくつか見られるように
さて、トヨタが「GR86 トレノ・エディション」とともにGRスープラの特別仕様車を発表。
これは「スープラ誕生45周年」を記念した特別仕様車ですが、初代スープラは1978年に北米へとA40型/50型として投入されており、このA40型/50型は日本だと「セリカXX」として販売されています。
なお、日本ではセリカXX、北米では「スープラ」となった理由としては、北米では映画などに用いられる「X指定」を連想させることから「北米では別の名称を」という意見が提出され、そこで「スープラ(Supra)」という名が考案されたわけですね。
参考までに、トヨタによれば、スープラの名は”ラテン語で「超えて」「上に」という意味”を持つ、とのこと。
GRスープラ 45th アニバーサリーエディションはこんなクルマ
そこで今回発表されたGRスープラ 45th アニバーサリーエディションを見てみると、最大の特徴はこのオレンジのボディカラー。
おそらくトヨタとしては明確にそう定めているわけではないと認識しているものの、トヨタ(GR)/レクサスともにオレンジをハイパフォーマンスモデルに使用したり特別仕様車に採用することが多いように思われ、「オレンジのトヨタ(レクサス)」は比較的価値が高い、と認識していいのかもしれません。※今回のスープラ特別使用車については、たぶんに「ワイルド・スピード」の影響もあるのかもしれない
そしてちょっと面白いのは、このボディカラーについて「ミカン・ブラスト(Mikan Blast)」と命名されていることで、しかしカラーそのものは「GRスープラ プラズマオレンジ 100 エディション」に採用された「プラズマオレンジ」と同じものかもしれません。
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GRスープラ 45th アニバーサリーエディションはこんな特別仕様を持っている
このGRスープラ 45th アニバーサリーエディションのディティールを見てみると、ブラックの19インチホイール、ドアパネルに沿ったブラックのグラフィックパッケージ、グロスブラックにペイントされた調整可能式リアウイング。
このフロート式リアウイングは先代や先々代スープラへへのオマージュなのかもしれません。
このグラフィックも新しく(GRスープラ 45th アニバーサリーエディション用にデザインされたものだと思われる)、フロントスプリッターから連続するかのような形状を持ち・・・。
そのまま「吸い込まれるように」リアフェンダーへ。
搭載されるエンジンは3リッター6気筒(4気筒バージョンは用意されない)で出力は変わらず、トランスミッションは8速オートマチックもしくは6速マニュアルを選択可能。※ヘッドカバーの2本線はレッドからオレンジに変更されているようだ
インテリアには「限定モデル」であることを示すプレートが装着され、製造工場であるマグナ・シュタイア(MAGNA-STEYR)の文字も入り、しかしシリアルナンバーは刻印されないもよう。
なお、インテリア全体としては標準仕様と変わりはないように見え(とくにプレスリリースでも言及されていない)、ステッチにはグレーが用いられているようですね。
このGRスープラ 45th アニバーサリーエディションについて、このミカン・ブラストのほかにアブソリュート・ゼロ・ホワイトも選択でき、それぞれが450台づつ生産される、とアナウンスされています。
GRスープラ 45th アニバーサリーエディションを紹介する動画はこちら
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参照:TOYOTA(USA)