
| 警察にとっては残念な結果ではあるが |
自爆もなく一般車も巻き込まず、けが人や物理的損害が出なかったのが幸いである
さて、米国カリフォルニア州にてシボレー・コルベット(C7)とパトカーとのカーチェイスが発生し、コルベットが最高で時速260km/h近くを記録した挙げ句パトカーから逃げ切った、との報道。
警察によれば、このコルベットが「警察車両に道を譲らなかった」ために追跡を始め、それが高速でのカーチェイスに発展したとのことですが、動画を見るととんでもない速度でコルベットが高速道路を走って他のクルマを追い抜き / 追い越しして逃走する様子が収められています。
警察は高速を降りた後、ダウンタウンにてコルベットを見失う
ちなみに米国では「カーチェイスはもっとも視聴率を取れるニュース」のひとつだといい、よってカーチェイスが始まると各TV局がここぞとばかりにヘリコプターを飛ばすそうですが、報道画面にも「速度計」が表示されており、ここからも視聴者の関心度の高さがわかります。

ただ、今回のカーチェイスについては高速道路(I-210)を降りたコルベットがダウンタウンに入ったところで(ビルに阻まれ)警察はコルベットの姿を見失ってしまったといい、おそらくはビルなどの室内駐車場へと入ったと見られているようですね。
なお、今回の逃走に際しては相当なスピードにて一般車を縫うようにして走行しており、このドライバーのスキルが「かなり高い」ことも伺えますが、とにかく事故がなかったのは「何より」。
各TV局に大きく報道されつつも犯人を取り逃してしまった警察は面目を保てなかったということになりそうで、そしてこのコルベットは「ナンバープレートを装着していなかった」ためにここからの捜査によって対象車を割り出すことは困難かもしれませんね。