Image:CARLEX
| おそらくはエルメスの「ヒマラヤ」シリーズをイメージしたのだと思われる |
ちょっと気を緩めるとエキゾチックレザーの迫力に呑まれそうである
さて、独特のデザインをもってハイエンドカーの内外装をカスタムすることで知られるカーレックス。
その世界観に惹かれるファンも数多く、そしてカーレックスもそのファンの要望に応えるべく、年々そのカスタム内容が過激になってゆくように思いますが、今回はロールス・ロイス・カリナン、フェラーリ・プロサングエ、ランボルギーニ・ウルス、メルセデスAMG G63、アストンマーティンDBX、ベントレー・ベンテイガ、レンジローバー・ヴォーグの7車種に対し「ヒマラヤ・コレクション」なる限定シリーズを発表しています。
CARLEX
カーレックス「ヒマラヤ・コレクション」とはなんぞや
そこでこのヒマラヤ・コレクションについて触れてみると、カーレックスによれば「ヒマラヤという名前は、世界最高峰の果てしない美しさと、その名を冠した革の洗練された贅沢に敬意を表しています。 このカスタマイズは、インテリアの見事な変容とエクステリアの微妙な洗練を特徴としています。 この素晴らしいプロジェクトをぜひ試してみてください」。
しかしながら実際は同名のエルメスの一連のバッグ(バーキンやケリーなど)にインスパイアされたものだと考えられ、そして素材として選ばれるのもエルメスライクなクロコダイル。
ダイヤモンドダスト、アイボリー、ホワイトゴールドといったゴージャスなカラーリングを持ち、さらに各車両の外装にはダイヤモンドを砕いた特殊なペイントが用いられるそうですが、これによってクルマを「格調高いジュエリーの域にまで高める」と紹介しています。※ボディの一部には手彫りのレリーフが刻まれる
カーレックス「ヒマラヤ」シリーズのインテリアはこんな仕様を持っている
そこでこの「ヒマラヤ」エディションのインテリアを見てみると、こちらはアストンマーティンDBX。
シートやアームレスト、ダッシュボードにエキゾチックレザーが用いられ、ちょっと油断するとクロコダイル持つ生命力に飲み込まれそうな雰囲気ですね。
クロコダイルのみではなく、一部にはリザードも用いられているもよう。
こちらはフェラーリ・プロサングエ。
カーレックスによると、これらヒマラヤ・コレクションの内外装に使用する素材や技術を開発するのには1年以上の歳月を要したといい、すべての素材はカーレックスの注文に応じてヨーロッパの最高級の工房で特別に製造されたのだそう。
カーレックスは原皮の選定から携わり、色合いの強さ、香り、柔らかさなど、あらゆる細部が綿密に計画されている、と説明されています。
こちらはランボルギーニ・ウルス。
いずれのモデルでもルーフ内張りやスイッチ類、エアコン吹出口、ルームミラーなど細部に至るまで注意深く仕上げられており、そのインパクトは比類なきレベルにあると言って良さそうです。
なお、これらヒマラヤ・コレクションは7台のSUVにつき「各一台づつ」しか生産されないそうですが、その価格については一切不明。
ただし貴重なエキゾチックレザーや貴金属、ダイヤモンドを使用しているところを見るに、ベース車両の2〜3台ぶんくらいのカスタム費用がかかっているのかもしれません。
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参照:CARLEX