| カーレックスは「常軌を逸したカスタム」を行うことで知られるが、その中でもこのGクラスはずば抜けている |
ここまでカスタムに関する想像力が膨らむこともまた”カーレックスならでは”
さて、金属風加工を得意とし、まるで中世の鍛冶屋が外装を手掛けたかのような重厚感あるカスタムを得意とするカーレックス(CARLEX)。
今回は制作に4年を要したというメルセデス・ベンツGクラスのカスタム、G-ファルコンを公開しています。
このG-ファルコンにつき、ファルコン=ハヤブサの名が示すように、ルーフにハヤブサを彫り込んでいることが最大の特徴で(ただし見どころはこれだけではない)、世の中には多数の「アートカー」が存在するものの、真のアートカーとはこのクルマを指すのだろう、というレベルの芸術性を持つに至っています。
メルセデス・ベンツ Gクラス「G-ファルコン」はこんな仕様を持っている
このメルセデス・ベンツ Gクラス「G-ファルコン」はカーレックスの「真にユニークなもの、真に唯一無二のものを作りたい」という願望から誕生しており、G-ファルコンの核となるのは自然への愛、特に全体のデザインを支配するハヤブサです。
最大の特徴はルーフにあり、森の中に佇むハヤブサを豪華な手彫りにて再現。
サイドモールディングとホイールアーチにも手彫りグラフィックが見られ・・・。
塗装には砕いた(総重量1kgの)ダイヤモンドを混入しています。
なお、ドアロックピンは「球形を掴むハヤブサの脚」。
各部の装飾にはゴールドのタッチとポリッシュメタルのコントラストが使用され、もちろんこれらはすべてが手作業にて仕上げられていますが、デザインと彫刻には36か月を要し、車両が完成するまでには48ヶ月という歳月がかかっています。
なお、フロントおよびリアバンパー、フロントグリル、ホイールアーチ、ドアシル等はカーボンファイバー製のオリジナルボディキットを使用していますが、ホイールともども「金属調」にペイントされており、そこへヘアライン風の仕上げを施すことで「ブロンズ地金風」の外観をもたらすことに。
メルセデス・ベンツ Gクラス「G-ファルコン」のインテリアはこうなっている
メルセデス・ベンツ Gクラス G-ファルコンにおいて、「もう一つの」真に印象的な部分はインテリアで、エクステリアと完璧に調和する深いバーガンディの色合いを持つレザーを手縫いにて仕上げており、この上質なレザーはシートからダッシュボード、そしてそれらを囲む凹凸やコーナーに至るまで、ほぼすべての表面をを覆っています。
アームレスト等には刺繍による装飾が施され・・・。
同様の意匠はドアインナーパネルにも。
なお、インテリアにも彫刻が施された金属が使用されていて・・・。
そこかしこにこの芸術作品が埋め込まれています。
なお、このG-ファルコンの改造にかかったコストは明らかにされていないものの、4年分の人件費や素材コストを考慮すると「天文学的数字」であることは間違いなく、しかしこの素晴らしい出来栄えを見て「いくら払ってでも欲しい」と思う人も少なくはないかもしれませんね。
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参照:CARLEX