| シンガポールではこんなクルマが走っている(1) |
さて、シンガポール訪問にて、気になったクルマたちを何度かに分けて紹介したいと思います。
なず上の画像はトヨタ・プリウスですが、シンガポールを走るタクシーの多くがこういったブルーにペイントされています。
ほかにはヒュンダイもタクシーとして相当数が走っているようですね。
ちなみにシンガポールはF1グランプリが開催されることでもわかるとおり、かなり「クルマ大好きな」お国柄。
ただしクルマの購入にかかる税金が非常に高く、ディーラーで聞くと「税金だけでだいたい200%」。
つまり車両価格に対して200%分の税金が加算されるということになり、要は「自動車本体の価格の3倍」が購入価格になる、ということですね。
車両本体価格のほかに必要なのは、自動車取得税の一種としてCOE=Certificate Of Entitlement)、ARF(Additional Registration Fee、車両本体価格の180%くらい)、さらに消費税が7%、物品税(付加価値税のようなもので、高級品や嗜好品に対してかかる)が20%、といった感じ。
それでもシンガポールは「タックスヘイブン」ということもあってお金持ちが多く、様々なクルマが走っています。
シンガポールではブルーが好まれる?
シンガポールを走るクルマに多いボディカラーが「ブルー」。
タクシーにもブルーが多いようですが、乗用車でもブルーは相当に多く、このポルシェ・ケイマンのようなメタリックブルーはかなり好まれているようですね。
なお、このケイマンについてはホイールをダークグレーに塗装している模様(この19インチ・カレラSホイールでは、シルバーしか純正でラインアップされていなかったと記憶している)。
こんな感じで「気がつけば周りの車が全部ブルー」なことも。
マットブラックも人気カラーのひとつ。
なおシンガポールは多民族国家であり、アラブ系、インド系、中国系、東南アジア系といった人種で主に構成され、それらの民族性もクルマのボディカラーにあらわれているようです。
つまり、リトルインディアとチャイナタウン、アラブストリートではけっこう走っているクルマや、ボディカラーが異なる、という現象が発生するわけですね。
けっこう多くの車のフロントウインドウに貼ってある、「マクドナルドのドライブスルー」ステッカー。
オシャレやカスタムという意図ではなく、どうやら「実用的」な意味合いで貼っているようですが、その用途は謎。
こちらはスーパーカーレンタルに使用されているフェラーリ・カリフォルニアとランボルギーニ・ウラカン。
変化をつけるため、ときどきフルラッピングで印象をチェンジするそうですが、フェラーリ・カリフォルニアは以前イエロー(現在はオリジナルのボディカラーであるレッドに戻してある)、ブルーのウラカン・アヴィオ風の個体は「レッドがオリジナルのボディカラー(つまりこのブルーはラッピング)だそう。
スーパーカーディーラーの並ぶ地域には、当然ながらスーパーカーも多数。
フェラーリやマクラーレンはノーマル比率が高く、ランボルギーニはけっこうな割合でカスタムされているようです。
こちらは大きなリアウイングを装着。
セダンやクーペに巨大リアウイングを装着するオーナーも多いようですね。
シトロエンC4カクタス。
ルーフにこういったバー、もしくはラックを載せているクルマも多数。
迷彩フルラッピングとなるトヨタRAV4。
チョコチョコと見かけるアストンマーティン(もと英国領だけにイギリス車の人気が高い?
こういった「ストライプ入り」が多いのもシンガポールの特徴。
このリボン付きアウディは「結婚式」使用。
中華圏のオーナーはこういった感じで結婚式にリボンによって装飾された車両を用いることが多いようです(自前のほか、レンタルも結構多い)。
割と手が入った国産セダンも多数。
三菱ランサーエボリューション、スバル・インプレッサ、ホンダ・シビックあたりの人気が高いようですね。
バイクもけっこうな台数が走っていて、こういったミリタリーっぽいカスタムが大人気。
そして各バイクは料金支払いの際の読み取り機(ET車載器のようなもの?)を積んでおり、しかしこのホンダの持ち主はその筐体を保護するべく「ボディカラー同色」のケース、しかもホンダのウイングマーク入りケースを装着すると行った”こだわり”よう。