| めったに出ないレアカーが中古市場に |
2013年にザガート50周年記年として発売した「アストンマーティンV12ヴァンテージ・ザガート」が中古市場に登場。
これはアストンマーティンの正規ディーラーにて販売されるもので、その価格は1億1500万円ほど。
ボディカラーは「Fiamma Red」と命名され、この塗装には100時間を要する、とされています。
生産台数はわずか61台
アストンマーティンV12ヴァンテージ・ザガートの生産は本来150台を予定したと言われ、しかし実際に生産されたのは61台のみ。
これは「売れなかった」のではなく、同時期に発売した「One-77」の生産を優先させたことが理由と言われています。
この塗装の美しさは特筆モノで、真横から見てもリアフェンダーの盛り上がりがその印影からわかるほど。
フロントフェンダーもV12ヴァンテージ・ザガート専用。
ルーフは二つのコブから成る「ダブルバブル・ルーフ」。
ザガートがリリースするモデルはアストンマーティンにかかわらず、この特徴を備えています。
「くぼみに収まる丸一灯」テールランプも最近発表されたアストンマーティン・ヴァンキッシュ×ザガートシリーズに引き継がれたデザインですね。
フロント、サイド、リアまでカーボンパーツ多数。
「ザガート」とは?
「ザガート」はイタリアのカロッツェリア(デザインや少量生産車の架装を行う)で、現在は”SZデザイン”と名を改めて活動中。
これまでもアストンマーティンのほか、アルファロメオ、フェラーリ、ベントレー、ランボルギーニ、トヨタ、日産(オーテック)などとコラボレーションを行い、様々な車を発表しています。
特に近年においてはアストンマーティンとのつながりが強固であり、2016年のヴィラ・デステにてまずヴァンキッシュ・ザガート・クーペを発表し(99台限定で8000万円)、間もなくオープン版「ヴォランテ」も発表(99台限定/8600万円)。
さらにはヴァンキッシュ・ザガート・スピードスター(28台限定、1億7000万円)、シューティングブレークも発表しており、いずれも「完売」。
なお、この「ヴァンキッシュ・ザガート」シリーズはかなり利益が高く、これがアストンマーティンの黒字化に大きく貢献(もちろん主要因はDB11のヒット)した、と言われていますね。
非常に美しい仕上げを持っており、今回の販売価格「1億1500万円」も納得。
アストンマーティンV12ヴァンテージ・ザガートのインテリアを見てみよう
インテリアカラーは「ビター・チョコレート(Bitter Chocolate)」。
ステッチはレッド。
カーボンパーツの使用も見られます。
ブラウンのアルカンターラも効果的に使用。
シート座面にはダイヤモンドステッチ。
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