>アストンマーティン

アストンマーティンが方針転換!「2025年にはすべて電動化」「2030年にはガソリン車廃止」「2030年の販売構成はピュアEVが50%、スポーツHVが45%、サーキット専用モデル5%」

2021/03/20

アストンマーティン・ヴァンキッシュ

| アストンマーティンは新体制への移行とともに計画を大きくシフト |

さて、ローレンス・ストロール体制になった後、続々と新しい計画を発表しているアストンマーティン。

ただし新しい計画を発表するということは「これまでの計画を破棄する」ということにも繋がり、たとえば自社で60年ぶりに開発することとなったV6エンジンを開発完了を目の前にして「プロジェクトごと破棄し、メルセデスAMG製のエンジンを使用する」といった具合です。

なんとももったいないようには思えるものの、「自社開発のエンジンを使用するほうが」お金がかかり続けるのだと思われ、よって開発にかかったお金を捨てたとしても、ここで計画を変更するほうが将来的なメリットが大きいと判断したのだと思われます。

アストンマーティンの新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のエンジンが自社製V6からAMG製へ
アストンマーティンの新型ハイパーカー「ヴァルハラ」のエンジンが自社製V6からAMG製へ!それに伴い発売も1年遅れて2023年に

| 現時点でどのエンジンかは不明、ただしV6もしくは直4、そしてハイブリッド化ということになりそう | メルセデスAMGからやってきたアストンマーティン新CEO、トビアス・メアース氏が新型車”ヴァルハ ...

続きを見る

2025年以降、アストンマーティンのクルマはすべてエレクトリック化

そして今回、新しく公表された方針が「2025年には、すべてのクルマをエレクトリック化」「2030年以降、ガソリンエンジンを積むロードカーを製造しない」。

なお、後者については「サーキット走行専用モデルに限り、2030年以降もガソリンエンジン搭載車を作り続ける」という但し書き付きがついています。

これらについては、アストンマーティンの新CEO、トビアス・メアース氏によってアナウンスされたもので、「アストンマーティンであっても、CO2排出量を引き下げるというステップへと移行する必要がある」という方針に基づいたもの。

加えて、2030年の販売比率としては「50%がピュアエレクトリックカー、45%がパフォーマンス志向のスポーツハイブリッド、5%がガソリンエンジン搭載のサーキット走行専用モデル」。

アストンマーティンはつい最近まで「2030年以降もガソリン車を作り続ける」としていたものの、経営元そしてCEO交代によってその方針を大きく変更したということになり、ここからエレクトリック化へと向かうための対応を迫られることになりそうです。

アストンマーティンDB11
アストンマーティン「2030年以降にもガソリンエンジンを作り続ける。たとえ販売が禁止されようともだ」。さらにMT継続も報じられ、徹底したニッチを狙う?

| ローレンス・ストロール体制下にて新たなる方向性を確立しつつあるようだ | さて、カリフォルニア、英国、中国、そして日本も2030年にはガソリンエンジンのみを動力源とするクルマの販売を禁止する方向性 ...

続きを見る

セグメントごとの構成はこうなる

加えてトビアス・メアースCEOは今後の展開につき、3つの柱にて構成されるとも語っており、それは「フロントエンジン」「SUV」「ミドシップ」。

このうち「フロントエンジン」についてはメルセデス・ベンツのテクノロジーを使用することで全ラインアップを入れ替え、年間で3,500〜4,000台ほどを販売する意向を示しています(フロントエンジンの4ドアモデルが生き残るのかどうかは不明)。

「SUV」についてはDBXのバリエーションを投入することがすでに明らかになっていますが、「ミドシップ」については2021年後半にヴァルキリーを発売し、その後にヴァルハラ、ヴァンキッシュを投入することで”ラインナップが完成”すると述べ、それらはこのセグメントにおいてもっとも美しいクルマとなるだろう、と自信を見せています。

【動画】世界に存在するのはたった4台!アストンマーティン・ヴァルハラはこんなクルマだ

| 骨の髄までハイパーカー | さて、女流スーパーカー系ユーチューバー、スーパーカーブロンディさんが「アストンマーティン・ヴァルハラ」のレビューを公開。ヴァルハラは「ヴァルキリー」「ヴァルキリーAMR ...

続きを見る

合わせて読みたい、アストンマーティン関連投稿

アストンマーティン
アストンマーティンが投資家向けに今後の計画を公開。「ヴァルキリーとDBXに派生モデル」「新型SUV」「フロントエンジン車は全入れ替え」「ヴァンキッシュにはピュアEVも」

| さらに2030年には全ラインナップの90%をエレクトリック化 | さて、現在経営体制を変更して再建中のアストンマーティン。ローレンス・ストロール氏の出資を受け入れ、CEOが元メルセデスAMGのトビ ...

続きを見る

アストンマーティン・ラゴンダ
アストンマーティンが「ラゴンダ」計画の正式終了を発表!今後アストンはAMGとの協業のもと、「高級かつスポーツ」路線を歩むようだ

| ラゴンダは将来に向け非常に期待されたブランドだったが | さて、アストンマーティンの経営体制変更に伴い「ラゴンダプロジェクトが廃止」と正式にアナウンスされることに。アストンマーティンは前CEO、ア ...

続きを見る

アストンマーティン
アストンマーティンが「2030年以降もガソリン車製造」という方針を転換?今回は「2025年以降、英国にてエレクトリックスポーツ/SUVを製造する」

| まだまだしばらくの間はアストンマーティンの方針に「変動」が見られそうだ | さて、メルセデスAMGとの関連性を強めたことで様々な方向転換を行っているアストンマーティン。F1への参戦、新生ラゴンダ計 ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->アストンマーティン
-, , , , ,