| まだまだしばらくの間はアストンマーティンの方針に「変動」が見られそうだ |
さて、メルセデスAMGとの関連性を強めたことで様々な方向転換を行っているアストンマーティン。
F1への参戦、新生ラゴンダ計画の廃止、開発を進めていた新型V6エンジンの凍結、ニューモデル開発計画の変更などその内容は多岐にわたりますが、「エレクトリック化」もそのひとつ。
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アストンマーティンが今後の計画を大幅変更!60年ぶりの「自社開発エンジン」を捨ててメルセデス製エンジンを採用し、2024年までには20%を電動化、2023年には「DB12」投入
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アストンマーティンは2025年からイギリスで電動車を生産
そして今回発表されたのが「アストンマーティンは2025年から、英国にて電動車を生産する」ということ。
これは新しいアストンマーティンのオーナーであるローレンス・ストロール氏がファイナンシャル・タイムズに対して語ったもので、ゲイドンそしてサント・アサン(ウェールズ)工場にてバッテリースポーツカーとSUVを製造するという内容です。
ここでいう「バッテリースポーツカー」「バッテリーSUV」とは「ピュアエレクトリックカー(BEV)」を指すものと思われ、これらのクルマは自社開発となるほか、使用されるバッテリーは主にメルセデス・ベンツから供給を受ける、とも。※メルセデス・ベンツは中国におけるジョイントベンチャーからバッテリーを入手するものと思われる
なお、アストンマーティンは多くの国や地域でガソリン車の販売が不可能となる2030年以降においても「ガソリン車や、マニュアル・トランスミッション車を作り続ける」と昨年11月にコメントしています。
ただしその数カ月後でしかない今回の発言を見ると、その方向が180度転換されて「エレクトリック路線」へと転じるようにも。
「2030年以降もガソリンエンジン車を作る」というのもローレンス・ストロール氏の体制下で出されたコメントではあるものの、その後メルセデス側と方向調整が図られ、「電動化方向へ」シフトすることとなったのかもしれませんね。
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アストンマーティン「2030年以降にもガソリンエンジンを作り続ける。たとえ販売が禁止されようともだ」。さらにMT継続も報じられ、徹底したニッチを狙う?
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