| 次期ミュルザンヌはピュアEV(電気自動車)に? |
ベントレー・ミュルザンヌの次期モデルはフルエレクトリックモデルになる、というウワサ。
ミュルザンヌはベントレーのフラッグシップモデルではありますが、ロールスロイス・ファントムの影に隠れて今ひとつ存在感を発揮できない状態。
ロールスロイスはベントレーをなにかと(もともと同じ会社なのに)目の敵にしますが、ミュルザンヌは完全にロールスロイスの前で存在感を失ったという印象です。
ブランド内のヒエラルキーはどう保つ?
そのミュルザンヌですが、ロールスロイスとの競合を避けるためか2020年頃には現在の6.75リッターV8ターボエンジンを捨てて完全なるエレクトリックカーに、というのが今回のウワサ。※ベントレーのエレクトリック化についてはあまりに様々なウワサが出ている
現在ベントレーはフォルクスワーゲングループに属していますが、幸いなことに同グループ内では「エレクトリック化」リソースに事欠くことはなく、ポルシェ「ミッションE」、フォルクスワーゲン「I.D.」、アウディ「e-tron」などの技術そしてプラットフォームを活用できる状態。
ミュルザンヌのサイズやセグメントからするに、プラットフォームはポルシェ・ミッションEと同じものになるかもしれませんが、それでも次期ミュルザンヌがベントレーのフラッグシップであることに変わりはないようですね。
そうなると「ミュルザンヌはEV」、その下にガソリンエンジンを持つベンテイガやコンチネンタルGTが存在することになり、そしてミュルザンヌは(現行同様)それらよりも上の価格帯に設定されると考えられ、そしてそうなるとミュルザンヌはその高価格の納得性を出すために「かなりなパワーや走行レンジ」を与えられることになりそう。
ベントレーはジュネーブ・モーターショーにて「ベンテイガPHEV」を発表していますが、これはポルシェ・カイエンPHEVの技術を使用したもの。
その意味でもベントレーが「その気になれば」簡単にグループ内の資産を活用してエレクトリック化を進めることができそうですが、新型フライング・スパー、そしてコンチネンタルGTのフェイスリフトモデルではベンテイガ同様にPHEVが用意されるのかもしれません。
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