>ベントレー(Bentley)

新型ベントレー・コンチネンタルGTの試作車がテールをスライドさせニュルを走行中。デザイナー交代によってデザイン路線の変更はあるか【動画】

2023/08/08

新型ベントレー・コンチネンタルGTの試作車がテールをスライドさせニュルを走行中。デザイナー交代によってデザイン路線の変更はあるか【動画】

| ベントレーはデザイナーの交代が比較的多いブランドでもある |

おそらくは次世代モデルにつながるディティールを取り入れてくるとは思われるが

さて、ベントレー・コンチネンタルGTのフェイスリフト版と思われるプロトタイプがニュルブルクリンクを走行中。

現行コンチネンタルGTは2017年に(2018年モデルとして)デビューしていますが、それを考慮するとけっこう「遅めの」リフレッシュとも言えそうです(その間、細かいアップデートはなされているが)。

なお、現時点で新型コンチネンタルGTの情報は何一つなく、よって今回Youtube上に公開された動画から「どこが変わるのか」を予想するしかなく、しかし搭載されるエンジンについては「V8ハイブリッド」、さらには「V6ハイブリッド」も追加されるのではと言われます。

そしてもちろん、「W12エンジン」はもう選ぶことができなくなり、W12エンジンについては公式に「お別れ」が宣言されたところでもありますね。

ベントレーが新色とともにW12エンジン搭載最終記念車「スピード・エディション12」を発表。ベンテイガ、フライングスパー、コンチネンタルGT/GTC各120台のみの限定生産
ベントレーが新色とともにW12エンジン搭載最終記念車「スピード・エディション12」を発表。ベンテイガ、フライングスパー、コンチネンタルGT/GTC各120台のみの限定生産

| 各自動車メーカーが次々大排気量マルチシリンダーを廃止するのは寂しい限りである | このベントレー「スピードエディション12」にはW12エンジンと同素材から作られたエンジンのミニチュアつき さて、ベ ...

続きを見る

新型ベントレー・コンチネンタルGTはこう変わる?

今回公開されたスパイ動画を見てみると、この新型コンチネンタルGTはかなりハードに攻めており、時折テールをスライドさせる様子も見られます。

ベントレーは今でこそ「高級車」という印象が強いものの、かつては第一回目のル・マン24時間レースに参戦し、そしてル・マン第二回大会では優勝を飾ったこともあるという由緒正しい「元」スポーツカーメーカー(ロールスロイスに吸収されたのち、徐々にスポーツイメージが薄れていった)。

Bentley-Continental-GT (2)

ベントレーが6回目のル・マン優勝から20周年、ル・マン100周年を祝いコンチネンタルGT ル・マン・コレクションを発表。100年前のル・マンでベントレーは最速ラップを記録していた
ベントレーが6回目のル・マン優勝から20周年、ル・マン100周年を祝いコンチネンタルGT ル・マン・コレクションを発表。100年前のル・マンでベントレーは最速ラップを記録していた

| ベントレーはル・マン24時間レースの第一回目に参戦して最速ラップを記録し、第二回目で優勝を記録している | しかし最初の参戦時に創業者は「クルマはが耐えることができない。完走は無理だ」と言ったもよ ...

続きを見る

さらに現代ではパイクスピーク・ヒルクライム・インターナショナルにも(コンチネンタルGTとベンテイガにて)参戦し、ベンテイガでは「SUV最速」記録を打ち立てたこともあるほどで、つまりはモータースポーツに対する情熱を失っていないのだとも考えられます。

ベントレー・ベンテイガがパイクスピークで「世界最速SUV」記録樹立。レンジローバーの記録を2分短縮

| ベントレーがパイクスピークにて”世界最速SUV”であることを立証 | ベントレーがベンテイガにてパイクスピークに参戦し、「SUV最速」の記録を打ち立てた、と公表。 もともとベンテイガは最高速度30 ...

続きを見る

Bentley-Continental-GT (5)

そして今回ニュルブルクリンクを果敢に攻める様子を見るにつけ、「ベントレーはコンチネンタルGTにハードコアモデルを投入するつもりなのでは」と考えたりするものの、そのエキゾーストサウンドは非常におとなしく、時にはタイヤのスキール音にかき消されてしまうほどなので、やはりハードコアモデルの設定はなく、これまでどおり「スピード」が最もスポーティーなグレードとなるのかもしれません。

一方、明確なのはその外観の変更であり、まずはヘッドライト、そしてテールランプが変更されるのは(カモフラージュから見て)間違いないと考えて良さそうです。

Bentley-Continental-GT (4)

ベントレーはデザイナーが交代しているが

ただ、ちょっと気になるのは、ベントレーのデザイナーが直近で交代していること。

2021年にはステファン・シーラフ氏が去り、2023年にはトビアス・スールマン氏がベントレーから抜けていますが、となるとなんらかのデザイン的路線変更がある可能性も出てきます。

参考までに、ベントレーは「バトゥールは次世代ベントレーを示唆するデザインを採用している」と述べているものの、バトゥールももはや前任者の作品だとなれば、ベントレーはこれを撤回し、新しいベントレーについてまた別のデザインを採用することになるのかも。※デザイナーが変わったからといってデザイン言語がすぐに変わるわけではないが、まったく変わらなければ新任デザイナーの存在意義がなくなってしまう

Bentley-Continental-GT (3)

マクラーレンのデザイナーが交代!ベントレーのチーフデザイナーがその職を辞して参戦、今後新しいデザイン言語の練り直しやカスタム車両の製作にも携わる
マクラーレンのデザイナーが交代!ベントレーのチーフデザイナーがその職を辞して参戦、今後新しいデザイン言語の練り直しやカスタム車両の製作にも携わる

| 例によってフォルクスワーゲングループからの流出となり、同グループではよほど生き残りが難しいらしい | マクラーレンはCEOの交代以降、急速にその変革を進めている さて、マクラーレンはそのCEOを「 ...

続きを見る

新型ベントレー・コンチネンタルGTがニュルブルクリンクを走る動画はこちら

あわせて読みたい、ベントレー関連投稿

Geely(吉利汽車)
ベントレーを辞したチーフデザイナーが中国の吉利汽車へ移ったとの報道!吉利は1986年に冷蔵庫メーカーとしてスタートしたのち今やロータスやボルボを買収し、CEOはベンツの最大株主

| 誰がここまで吉利汽車が大きくなると想像しただろうか | さて、ベントレーを去ったと報道された(前)ベントレーのデザイン責任者、ステファン・シーラフ氏。25年ほどを(ベントレーが属する)フォルクスワ ...

続きを見る

ベントレーが「オプション装着率97%」というフライングBマスコットの秘密に迫る!起源は1920年代、そして現代のマスコットは6代目、こうやって製造されている
ベントレーが「オプション装着率97%」というフライングBマスコットの秘密に迫る!起源は1920年代、そして現代のマスコットは6代目、こうやって製造されている

| フライングBはしばらく廃止されている期間があった | 現在のフライングBの製造にかかるのは11週間、世界中の気候に耐えうる強度を持っている さて、ベントレーのマスコットといえば「フライングB」。こ ...

続きを見る

ベントレーとアディダスとのコラボスニーカー爆誕!実車と同じ素材や製法にてハンドメイド、デザインを行ったのはSurgeon(サージョン)、もちろん限定
ベントレーとアディダスとのコラボスニーカー爆誕!実車と同じ素材や製法にてハンドメイド、デザインを行ったのはSurgeon(サージョン)、もちろん限定

| 価格は非公開、しかしとんでもなく高いのは間違いなさそう | 今後の展開、そして一般人でも注文できるようになるのかどうかはわからない さて、「フェラーリとプーマ」「サントーニとメルセデスAMG」など ...

続きを見る

参照:CarSpyMedia

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->ベントレー(Bentley)
-, , , ,