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レンジローバーが「初の」そして「史上もっとも多くの特許で構成される」EVの発売を予告しティーザー画像/動画を公開。あわせて先行予約希望者向けの登録受付も開始

レンジローバーが「初の」そして「史上もっとも多くの特許で構成される」EVの発売を予告しティーザー画像/動画を公開。あわせて先行予約希望者向けの登録受付も開始

| JLRはほかの英国勢同様、完全エレクトリックブランドへの移行を目指しているが |

レンジローバーの名にふさわしいパフォーマンスを提供できるか、また消費者がついてくるかに注目が集まる

さて、JLR(ジャガー・ランドローバーが社名変更してJLRへ)がその歴史上”初”となるピュアエレクトリック版レンジローバーのティーザー画像と動画を公開し、それと同時に「優先的に予約を案内する」プライオリティアクセスへの登録を開始することに。

「これまでで最も静かで最も洗練されたレンジローバー」

このレンジローバーEV(正式名称は非公開)は内燃エンジンから完全電動パワートレインへ切り替えることとなったとしてもそのDNAを失うことはなく、むしろ元祖高級オフローダーとしての地位をさらに固めるため「これまでで最も静かで最も洗練されたレンジローバー」をコンセプトとして開発が進められており、さらには渡河性能850ミリを確保すべく実際のプロトタイプを使用したテストが行われている、とのこと。

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そしてこのレンジローバーEVについてはいくつかの情報も公開されていて、「史上もっとも多くの特許技術が使用されている」こと、「静かな内装を実現するために高度なアクティブノイズキャンセリングシステムが採用される」こと、「800Vアーキテクチャを採用し、急速充電ネットワークに対応している」こと、「無線アップデート(ソフトウエア・オン・ジ・エアー(SOTA)に対応している」こと、「(既存PHEVモデルが生産される)英国ソリハル工場で生産される」こと、「バッテリー、エレクトリックパワートレーンは英国ウルヴァーハンプトンに建設された新しいエレクトリック・プロパルション・マニュファクチャリング・センターにて製造される」こと、「プラットフォームには内燃機関搭載モデルと同じモジュラー・ロンギチュード・アーキテクチャー (MLA)を採用する」ことなどが明かされています。

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レンジローバーEVの雰囲気は「内燃機関搭載モデル」を踏襲?

なお、ティーザー画像として公開された部分的なディティールを見ると、現行のレンジローバーを踏襲しつつ「EVっぽい」味付けがなされており、しかし全体的には(プラットフォームが同じということもあるが)内燃機関搭載モデルとはさほど大きな差異はないもよう。

ただ、この「差異がない」のは当然ながら意図的なものであるはずで、これは「内燃機関搭載モデルとデザインを共通とすることで、EV購入のハードルを下げる」という意図があるのだと思われます。

というのも、ちょっと前までのEVだと内外装すべてにおいて「EVらしさ(未来っぽさ)」を必要以上に表現していたものの、アーリーアダプターにEVが行き渡り、EVのメインカスタマーがアーリーマジョリティへと移行するに際し、その奇抜なスタイリングがEV購入の可能性を制限していることも考えられ、よって現在のEVは比較的普通の、ともするとEVだとは分からないスタイルを意図的に採用する傾向があるものと考えています。

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これはEVで先陣を切ったBMWが採用している手法であり、たとえばi7と7シリーズ、i5と5シリーズはそれぞれ「ほぼ同じ」外観を持っており、それ以前のi3やi8とは根本的に異なる考え方によって作られているということがわかるかと思います(ただし外観がまったく同じだと、価格がより割高なEVバージョン購入者の満足度を向上させることができず、部分的な差別化が図られている)。

なお、JLRはEV版レンジローバーのスペックを公開していないものの、現行のV8モデル同等に匹敵するパフォーマンスを発揮させるとだけ述べており、おそらくは「もっとも高価なレンジローバー」となるだけに性能的優位性を欠くことはできないのかもしれません。

レンジローバーEVのティーザー動画はこちら

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参照:JLR(X)

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