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「レンジローバー GT」EV版の最新ティーザー動画が解禁。灼熱の砂漠を走り抜け、一方では極限の雪上で華麗にドリフト。新規顧客の獲得に期待がかかる

レンジローバーGTのティーザー画像
Rangerover

| レンジローバーは「GT」にて新しいジャンルへと進出、新しい顧客層の開拓を狙う |

レンジローバーらしくないレンジローバーにどれだけ関心を集められるか

ラグジュアリーSUVの王者レンジローバーが電動化時代に向けた次なる巨大な一手を打つ、つまり「オフローダーではないはじめてのモデル」を発売することが明らかになっていますが、今回公式SNS上にて突如公開されたティーザー動画の内容が「レンジローバー GT(Range Rover GT)のプロトタイプが、一面の白銀世界で優雅にドリフトを決め、灼熱の砂漠を軽々と駆け抜ける姿」を映し出すというもの。

同ブランド第5のモデル、かつフル電動SUVとなるのがこの「レンジローバーGT」ではありますが、「静かで滑らかなEV」にとどまらず、過酷な環境下でもドライバーを唸らせる圧倒的な走行性能と官能性を兼ね備えた新型EVの魅力について考えてみたいと思います。

レンジローバーGTのティーザー画像〜エクステリア(フロント)
ウワサは本当だったのか・・・。レンジローバーが「乗用車ライクな」電動GT「Range Rover GT」を予告、ジャガーとは異なり売れそうだ

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【この記事の要約】

  • 過酷な70万kmテストの走行動画が公開:公式SNSで公開されたティーザー映像では、量産前プロトタイプの「レンジローバー GT」が氷点下40度の雪上で華麗なドリフトを見せ、さらに50度の灼熱の砂丘を力強く疾走
  • 低いフォルムと流麗なスタイル:従来の重厚なラグジュアリーSUV像を覆す、低い全高と緩やかに傾斜するルーフライン、フレームレスドアを採用したワゴンライクな「GT(グランドツアラー)」スタイル。
  • ランドローバーの戦略転換:次世代ディフェンダー(Defender)のEV化・モデルチェンジが2030年代へ延期される一方、この「レンジローバーGT / レンジローバー Electric」の開発・投入が最優先課題へ浮上。
レンジローバーGTのティーザー画像〜エクステリア(サイド)
RangeRover

氷点下40度から50度の砂漠まで!70万kmに及ぶ地獄の極限テスト

公開された映像で最も目を引くのは雪上でダイナミックにリアを滑らせながらコントロールされる「レンジローバー GT」の姿です。

キャプションによると、本機は量産前(プレプロダクション)モデルでありながら、すでに地球上で最も過酷な環境下で累計70万km(約43.5万マイル)におよぶ走破テストを重ねてきたとされ・・・。

  1. 極寒地テスト(-40℃):バッテリーの出力低下やトラクション制御が最も難しくなる氷点下の雪上・氷上で、高度な4WD制御によるドリフトコントロールを実証。
  2. 極熱地テスト(+50℃):アラブ首長国連邦(UAE)などの砂漠地帯にて、バッテリー冷却システムとトルクマネジメントの耐久性を限界まで追求。

極限状態でも熱だれを起こさず砂丘を駆け上がり、雪上で狙い通りのラインを描けるレスポンスの高さは同社が誇る電動トルク制御ならではの賜物と言え、ある意味で「最強のレンジローバー」となる可能性を感じせます。

エレガントな低重心フォルムと引き算の美学が光るインテリア

これまで公開された公式画像や今回の映像から推測できるエクステリアの特徴は、従来の「背の高い四角いSUV」とは明らかに一線を画している点で・・・。

  • 低いスタンスとワゴン風シルエット:ルーフラインは後方に向かってなだらかに傾斜し、まるでラグジュアリーなシューティングブレーク(ステーションワゴン)を思わせる流麗なフォルムを実現。
  • フレームレスドアの採用:高級クーペのようにドアガラスのフレームを無くすことで、サイドビューのすっきりとしたモダンさを強調。
  • エアリーでミニマルな室内:ダッシュボードを横断するエアコン開口部やファブリック素材の活用、必要最小限の物理スイッチと洗練されたスクリーンの組み合わせにより、ノイズの少ない静粛なプライベート空間を創出している。

「レンジローバー GT」プロトタイプ判明スペック&特徴まとめ

項目詳細スペック・特徴
モデル名レンジローバー GT(Range Rover GT)
パワートレインフル電動(BEV) / 後半ライフサイクルでハイブリッド(HEV)追加予定
プラットフォームEMA(Electrified Modular Architecture)採用
開発テスト実績累計70万km(気温:-40℃〜+50℃の極限環境)
ボディスタイル5ドア・ラグジュアリーGT SUV(ワゴン風クーペシルエット、フレームレスドア)
コックピットミニマリズムデザイン、シームレスディスプレイ、ファブリック仕立てダッシュボード
生産拠点英国ヘイルウッド(Halewood)工場

なぜディフェンダーEVを延期してまで「レンジローバーGT」を優先するのか?

今回のティーザー公開と同時に業界を駆け巡ったのが「次世代ディフェンダー(Defender)およびそのEV版の開発が2030年代まで延期された」というニュースであり、JLR(ジャガー・ランドローバー)が戦略の舵を大きく切った背景には、次のような意図と市場での位置付けが存在するものと考えられます。

  1. フラッグシップブランドの収益性とブランディングの最優先:タフでオフロード志向のディフェンダーよりも粗利益率が高く、「ラグジュアリーの象徴」であるレンジローバーブランドの電動化(Range Rover Electric / Range Rover GT)を先行させることがEV移行期における収益の柱となる。
  2. ポルシェ「タイカン」や「マカンEV」への対抗:従来の「オフロード重視」から「グランドツアラー(GT)」へと踏み込んだフォルムを与えることで、ポルシェ タイカン クロスツーリスモやマカンEV、あるいはメルセデス・マイバッハの電動モデルを検討する富裕層ユーザーをダイレクトに狙い撃ちでき、(ディフェンダーでは獲得できない)新規顧客の獲得に繋がる。
  3. 走りの質の変革:背の低いEMAプラットフォームをベースにすることで床下にバッテリーを敷き詰めながらも低重心化を果たすことができ、「史上最も乗用車らしく、それでいてどんな路面も踏破できるレンジローバー」を作り出すことが可能となった。
レンジローバーGTのティーザー画像〜インテリア
RangeRover

結論

雪上を華麗に滑走するティーザー動画は、レンジローバーが電動化時代においても「走る歓び」と「圧倒的な全地形対応能力」を何一つ諦めていないという強力なメッセージです。

ディフェンダーEV化を後回しにしてまで同社が最優先で開発を進める「レンジローバー GT」。

従来のSUVの概念を打ち破るその低く優美なスタイルと、極寒から砂漠までを制するパワフルな電動駆動システムが市販モデルとして完成するとき、ラグジュアリーEV市場の勢力図は大きく書き換わることになるのかもしれません。

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参照:RangeRover

->レンジローバー/ランドローバー(RangeRover)
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