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レース参戦2年目でブガッティを破ったロータス。活動開始70周年を記念しプロモ動画を公開

2018/08/23

| ロータスがその70周年をドリフトで祝う |

ロータスがその70周年を祝い、ドリフト(ドーナツターン)とブレーキによって「70」の文字を路面に刻みつけるというスタントを敢行。
一切のCGを使用しておらず、しかしきれいにアスファルト上には「70」というブラックマークが見えますが、これを担当したのはロータスのギャバン・カーショウ氏とダニエル・ペック氏。

使用した車両はエキシージ・カップ410とエヴォーラGT410スポーツの二台です。

ロータスは1948年にはじめてレースに参加

市販車部門の「ロータス」の正式名称は「ロータス・カーズ(Lotus Cars Ltd.)」で、設立そのものは1952年。
ただし初めてレースに参加したのは1948年で、これを「起点」にすると今年が70周年、ということになりますね。

なお、ロータス創始者コーリン・チャップマンは大学生の時分(1948年)にオースチン7を改造してレースに出場することで自身のキャリアをスタート。
その後初めて「ロータス」と名のつくクルマを製造したのは翌1949年で、これは「ロータス・タイプ2」と呼ばれ、レースではなんとブガッティ・タイプ37を下すほどの活躍を見せるほどに。

その後1952年からレーシングカー製造を本格的にスタートさせ、1955年には市販車を製造販売できるよう、市販車製造販売組合に加入しています。

その後「マーク8」「マーク9」「マーク10」という試作車を経て「イレブン(1956-1957)」なる市販車を発売し、セブン(1957)、エリート(1957)、エラン(1962)、ヨーロッパ(1966)、エクラ(1975)、エスプリ(1975)、エクセル(1982)、エリーゼ(1995)、エキシージ(2000)、2イレブン(2007)、エヴォーラ(2009)、3イレブン(2015)といった市販車を発売。

いくつかの例外はあるものの、「E」が最初の文字となる社名が多いこともわかります。

会社そのものは1982年のチャップマン死後にデヴィッド・ヴィッケンスへ、その後1986年にはGMグループへ、1993年にはロマーノ・アルティオーリへ、そして1996年にはマレーシアのプロトンへ、さらに2017年には中国の吉利汽車傘下へ、と変遷することに。

ちょうどロマーノ・アルティオーリ体制下で発表された「エリーゼ」について、彼の孫の名を取った、というのは先日報じられた通りですね。

なお1970年代にはトヨタ資本関係を強化しており、セリカXXの開発に関わったことも。
現在もそれは続いていると見え、実際に現行ロータスに採用されるエンジンは「トヨタ製」となっています(スーパーチャージャーによって加給されている)。

CEOだと現在は中国・吉利汽車から派遣されたQuingfeng Feng氏で、その前はジャン・マルク・ゲールズ氏、その前は元フェラーリ副社長のダニー・バハー氏。



エキシージ・カップ410とエヴォーラGT410スポーツはこんなクルマ

今回のスタントにて活躍したエキシージ・スポーツ410とエヴォーラGT410スポーツですが、エキシージ・スポーツ410は2018年5月に発表されたばかりのニューモデル。
カップ430ほど過激ではなく、「扱いやすい」ロータスだと言えそう。

エヴォーラGT410スポーツは2018年1月に発表されたクルマで、エンジンは3.5リッターV6、そして0-100キロ加速は3.9秒。

それでは動画を見てみよう

こちらが二台のロータスが思いっきりドリフトを行う動画、「Marking our territory. Celebrating 70 years on our test track.」。
ロータスがプロモーション動画を公開すること自体が珍しく、さらにこういったスタントを披露するのも非常に珍しい、と思います。

ただし、ロータスはここ最近になってオフィシャル画像の雰囲気も変わり(オシャレになった)、ヴィジュアル面を今後強化してゆく意向なのかもしれません。

なお、同様の「ドリフトでマーク」を刻むというプロモーションは、これまでにもアウディ、フェラーリが披露していますね。

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