| 「エリーゼ」の命名のもととなった女性が発売当時のロータス・エリーゼと再会 |
ロータスは1995年に「エリーゼ」を発売していますが、その「エリーゼ」のネーミングは実在する女性から取った、とのこと。
さらに今回その女性、エリーゼ・アルティオリさんとロータス・エリーゼが顔をあわせるという企画が実現しています。
なおロータスはエリーゼ発売までは経営状態が芳しくなく、とくに創業者であるコーリン・チャップマン氏の死後は実業家のデビッド・ウィッケンス氏、GMへと移り、その後プロトンへ(そしてその後に中国の吉利汽車に買収される)。
そしてプロトン体制で発売されたのが「エリーゼ」、というわけですね。
この「エリーゼ」は大きなヒットとなり、その後のロータスの成長を大きく助けた救世主。
エリーゼは現在でもロータスのエントリーモデルとしてラインナップされており、「エリーゼ・スプリント」の6,264,000円から「エリーゼ・スプリント220」の7,452,000円まで揃います。
エリーゼ・スプリント220のスペックだと1.8リッター+スーパーチャージャーから217馬力を発生し、0-100キロ加速は4.1秒。
パワーの割に相当速いクルマですが、これはやはり重量が「845キロ」と非常に軽いため(アルファロメオ4Cでも895キロ)。
今回のエリーゼは1996年にも撮影された個体そのもの
なお、ロータス「エリーゼ」の名称は上述の通り特定の女性から取られたものですが、このエリーゼ・アルティオリさんは、エリーゼ発売当時のロータスのオーナーであるロマーノ・アルティオリ氏の孫娘。
下の画像は1996年に撮影されたもので、まだ幼ないエリーゼ・アルティオリさんと、生産「第二号」のロータス・エリーゼとが一緒に写ったもの。
そして、一番上の画像はまさにこの「生産第2号」のロータス・エリーゼとエリーゼ・アルティオリさんが「再会」した際に撮影された一枚。
なお、ロータスの命名法則としては、そのほとんどが「最初にE」がつくというもので、これまでも「エラン、エクラ、エクセル、エリート、エスプリ」といったクルマが発売されており、コンセプトカーとしては「エトナ」というものも。
ロマーノ・アルティオリ氏がロータスのオーナーとなった時期や、エリーゼ・アルティオリさんの(画像から推測される)年齢からするに、両方に「E」があるのは偶然だと言えそうですが、ロータスの伝統(Eからはじまる命名則)を守ったロマーノ・アルティオリ氏は英断を下した、と言えそうです。
その後も「エキシージ」「エヴォーラ」と、やはり「E」を最初に持つ命名という”しきたり”は続いていますね。
なお、今回エリーゼ・アルティオリさんはロータスの本拠地、へセルにあるサーキットにてエキシージ・スポーツ410、エヴォーラGT410にてサーキットを走った、とのこと。