| ボディカラーは希少種のぶどうをイメージ |
マクラーレンが720Sをワンオフにてカスタムし、ナポリ・ウィンター・ワイン・フェスティバルにて開催のチャリティーオークションへと出品。
すでに落札がなされていますが、その価格はなんと7100万円(新車価格の倍)。
製作したのはもちろんマクラーレンのカスタム部門「MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)」で、ボディカラーはネレロレッド(Nerello Red)、インテリアはサドルブラウン。
内装にはカーボンレザー
なお「”ネレロ”レッド」はワインの原料となるぶどうの「ネレロ・マスカリーズ(シシリーのマスカリ地方のみで育つ)」種に由来しており、フロントフェンダーにはそのぶどうのイラストも。
内外装にはカーボンが多用されますが、ステアリングホイールには「カーボンレザー」が用いられ、この「カーボンレザー」は最近ランボルギーニでも使用される素材でもあり、今後他メーカーにも選択肢として拡大しそう(ポルシェはすでに用意していたかも)。
なお同じワインフェスティバルにロールスロイスも「生産第一号」の新型ファントムを出品し、こちらは約8500万円で落札。
マクラーレン、ロールスロイスともチャリティーには積極的で、モンタレー・カーウィークでも両社は車両を発表していますね(コレクターのマイケル・フックス氏が慈善競売に出品するものと思われる)。
現在、フェラーリやランボルギーニはじめ多くの自動車メーカーがオークションを通じて慈善事業へと貢献していますが、お金持ちはこれによって名声と希少車を手に入れることができ、慈善団体は活動資金を得られるという、まさにWin-Winの関係だと言えそうです。
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