| アクセントカラーはマクラーレンのコーポレートカラー「オレンジ」 |
マクラーレンは限定モデル(期間限定受注)として600LT(クーペ/スパイダー)を発表していますが、今回はマクラーレン自身のパーソナリゼーション部門「MSO=マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ」にてカスタムしたワンオフ仕様の600LTを公開。
これはマクラーレンの正規ディーラー「マクラーレン・ロンドン」のオーダーによって製作されたもので、2011年のマクラーレン取扱以来、10,000台を販売したことを記念したモデルだそう。
MSOは通常オプションを超えたカスタムを行う
マクラーレン・スペシャル・オペレーションズは、通常のオプションの範疇にとどまらない「特殊なカスタム」を手がけ、場合によってはボディ形状の変更も行うことで知られます。
今回のマクラーレン600LTだと、ルーフにはカーボン素材を採用し、シュノーケルも装着しているようですね。
そのほかだとカーボンパーツが多数使用され、フロントフェンダー上のルーバー、サイドウイング、フロントスプリッター等がカーボンファイバー製に置き換えられています。
リアだとバンパーやディフューザーがカーボン製に。
ホイールは軽量10スポーク、ブレーキキャリパーはオレンジ。
この「オレンジ」はマクラーレンのカンパニーカラーでもありますが、内外装に反復して使用され、モノトーンのいいアクセントになっているようですね。
インテリアにもカスタムの手が及び、ロールバー装着といったハードなものからオーディオシステムのアップグレード(Bowers & Wilkins)、ステアリングホイールのセンターマーク追加といったものまで。
テレメトリーシステム、そしてパーキングセンサーも追加されている、とのこと。
さらに「MSOクラブスポーツパック」も装着され、これはチタン製ホイールボルト、カーボン製レーシングシート、6点式ハーネスなどが追加されるもの。
まさにオプション「全部入り」といった感じのマクラーレン600LTですが、いくらで販売されるのかは気になるところです。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/48319841102/in/dateposted-public/なお、パワートレインについては標準モデルの600LTと差はなく、エンジンは3.8リッターV8ツインターボ、出力は600PS。
0-100キロ加速は2.9秒を誇ります。
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カナダ国旗をイメージした「レッドカーボン」使用の限定マクラーレン570「カナダ・コミッション」公開
| カナダ限定マクラーレン570S”カナダ・コミッション” |
以前に公表された、「5台限定」のカナダ市場専用マクラーレン570Sスパイダーの画像が公式に公開。
これは「カナダ・コミッション(Canada Commission)と題されたもので、もちろんマクラーレンのカスタム部門である「MSO」によって製造されたもの。
カナダ国旗をイメージたカラーリングを持ち、ボディカラーは「シリカホワイト」、それに組み合わせられるのはクリアレッド仕上げのカーボンファイバー。
なお、カスタムの基本となるのは「カーボン・エクステリア・パック」。
これをクリアレッドに塗装して装着しているということになりますが、基本的に黒っぽいカーボンの上にクリア塗装を行うと鮮やかな発色が望めず、この「カナダ・コミッション」もちょっとダークな色調に(これはこれでシックに決まっている)。
リアディフューザーにはホワイトのアクセントが追加され、これがレッドカーボン部分を引き締めているようです(これがないとぼんやりした印象に)。
一方、インテリアは鮮やかなレッド。
ホイールは軽量10スポーク(ステルス仕上げ)。
サイドステップはカーボン製、そしてホワイトのラインとカナディアンメープル入り。
サイドのカーボンパーツもクリアレッド。
カーボンではない部分もこのカラーにあわせて「クリアレッドを塗ったカーボン」っぽく仕上げているようですね。
この部分のカラー、そして(透明層の)質感を合わせるのは「並大抵の技術ではできない」と思われます。
リアデッキにもカナディアンメープル。
5台のうちの1台であること、そして「カナダ・コミッッション」の文字。
ちょっと不思議なのは製作を担当した「MSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)」の文字がないこと。