
| ジェイ・レノは実際に自身でマクラーレンW1を注文 |
たしかにマクラーレンW1は現代最高水準の技術を詰め込んだハイパーカーではあるが
さて、マクラーレンはここ最近、新型ハイパーカー「W1」に使用される技術(サスペンション、エンジン、ハイブリッドシステム、カーボンファイバーなど)を順次公開していますが、今回は生粋のカーコレクターにしてコメディアン、ジェイ・レノの人気番組「ジェイ・レノ・ガレージ」へとW1そのものが登場することに。
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マクラーレンがW1に採用されるハイブリッドシステムの詳細を公開。「P1に比較し40%の軽量化と90%の出力向上、これだけでホットハッチ並みのパワーを発揮」
Image:McLaren | マクラーレンW1に採用されるハイブリッドシステムは「10年分の歳月による技術の進化、積み重ねたノウハウ」が反映されている | 「エンジン」と「ハイブリッド」を同時に設計 ...
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ジェイ・レノはマクラーレンF1、P1も所有
なお、ジェイ・レノは「コレクターが望む限りの」素晴らしいクルマの数々を所有しているカーガイとしても知られ、そのコレクションの中には当然「F1」「P1」も含まれており、そして今回はここに(マクラーレンのデモカーですが)W1が加わったわけですね。
そして今回、ジェイ・レノは番組の中でW1の細部を紹介しつつ、「自身もW1を注文した」と語っていて、これらW1を取り巻く一連のプロモーションを見るに、「もしかしたらW1は限定台数である399台について完売してないんじゃないか」と思ったり。
マクラーレンW1はF1、P1同様に「最高のエンジニアリング」の結晶である
マクラーレンW1は完全新設計となる4.0リッターV8ハイブリッドパワートレインを搭載していますが、このシステムは最高出力1258馬力、最大トルク1340Nmを発生し、8速オートマチックトランスミッションと組み合わせられることとなります。
そしてエンジン形式や加給方式、レイアウト、トランスミッションの構造やハイブリッドパワートレイン(エレクトリックモーター含む)すべてが「軽量化、効率化、低重心化」を標榜し設計されていて、そのために「ホットV」「電動ターボ」の採用を見送るという潔さも。
その反面、トランスミッションには新機構を採用し、「電動ターボ不採用」によって生じる対回転域でのトルク不足やターボラグをエレクトリックモーターにて補うという「ハイブリッドありき」の設計がなされているわけですね。
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その結果としてW1の重量は(ハイブリッドハイパーカーとしては異例に軽い)1,399kgに収められ、その結果パワーウェイトレシオは911PS/トンという驚異的な数値を誇ります。
実際のところ、W1は0-200km/h加速をわずか5.8秒で達成するとアナウンスされており、まさにP1やF1を超える次世代のハイパーカーと言えそうですね。
そして今後、ジェイ・レノへとW1が納車されたのち、オーナーならではの、そして同氏ならではの深い造詣を活かした質の高いレビューが届けられることになるものと思われます。
ジェイ・レノがマクラーレンW1をレビューする動画はこちら
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参照:Jay Leno's Garage(Youtube)