| 「ロングテール」はもはやマクラーレンを語る上では外せない |
マクラーレンが(マクラーレンの所有する)F1 GTRロングテールの画像を公開。
マクラーレンF1のレースカー、F1GTRの車体後半を文字どおり延長してエアロダイナミクスを改善したもので、わずか10台のみが製造された希少な車。
ロングテール化にもかかわらず重量はF1 GTRに比べて135キロ軽く、非常に有名なレースカーですね。
今回公開された画像のモデルはシャシーナンバー「20R」でGulf-Davidoff GTC Motorsportによって開発されており、1997年のル・マンを戦ったその個体。
日本でも気人気が高く、当時のスポンサー「上野クリニック」のハチマキが時代を感じさせます。
もうこういった(モータースポーツに日本人が関心を示した)時代は来ないのかもしれない、と考えるとちょっと寂しいですね。
なお同じガルフチーム・ダビドフの車体はフジミ模型からプラモデル化されており、そちらはカーナンバー「1」のデカールが付属(ぼくも作った記憶がある)。
エンジンはBMW製V12、5990ccで600馬力を発生。
シャシーはカーボンファイバー製モノコック、ボディパネルもカーボンファイバー製となっています。
サスペンションは前後ダブルウイッュボーン、ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミック。
ギアボックスは6速シーケンシャルで駆動輪は後輪のみ。
スペックについて重量は915キロ、全長は4933ミリ、幅1920ミリ、高さ1200ミリ。
戦歴としては1997年のホッケンハイム4時間、シルバーストーン4時間、ヘルシンキ3時間、スパ4時間、ムジェッロ4時間などで優勝を記録しており、カーレースの歴史上、非常に強力なレーシングカーであったと言えますね。