| 次期ミニは中国自動車メーカーと共同開発? |
ミニが2023年から大きくラインアップを入れ替える、との報道。
BMWはコンパクトモデル向けにFAARプラットフォームを持っているものの、ミニに使用するには「高価過ぎる」ために採用を断念。
しかしながらミニは現行のUKLプラットフォームをアップデートする必要があり、トヨタとコンパクトカーとの共同開発を(Z4とスープラのように)打診したもののトヨタがこれを拒否した、とのこと。
思ったよりも中国密度が濃くなりそう
そこで出てきたのが先日報道された「中国・長城汽車との提携」ですが、その際は「中国で生産を行う」程度のニュアンス。
しかし今回、新世代ミニのプラットフォームは(トヨタが断ったので)BMWと長城汽車とのベンチャーによって開発されることになるだろうと報道されており、まず第一弾として「メトロランナー」と暫定的に呼ばれるモデルが登場する模様。
この報道によると、さらにクラブマンの後継として「メトロクルーザー」、クロスオーバーの後継として「メトロアドベンチャー」がリリースされると言われており、「ミニ・コンバーチブル」の後継に該当するモデルは「見送り」つまりコンバーチブルは廃止になるようですね(中国では治安の関係上、コンバーチブルが敬遠されるため?)。
クロスオーバー後継は現在のモデルよりも小型化されるようで、これは現行クロスオーバーのセグメント上級意向が思ったような結果をうまかなった、ということかもしれません。
なお、ミニは将来的にエレクトリックブランドになると言われ、2023年以降登場の「メトロ」シリーズはピュアエレクトリックカーになるの可能性が大きそう。
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なおBMWでは1シリーズ3ドアハッチバック、2シリーズ・コンバーチブル、2シリーズ・グランツアラーが廃止になると報じられており、BMWはグループとして大きく車種の統廃合を行ってゆくのかもしれません。
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いったん白紙撤回された、BMWとトヨタのスポーツカー共同開発ですが、それでも別の方向を模索している模様。
現在はエントリーレベルのハッチバックモデルを考えており、ミニのエントリーレベルになる可能性が出てきているようです。
ミニ自身もさらに低い価格帯のモデルは利益を損なうと考えており投入を考えては凍結、ということを繰り返していますが(ポルシェのエントリーモデルでボクスターの下をどうするか、というのに似ている)、これが実現するとなると市場では200万円以下の車種になるのでは、ということです。
現在トヨタはAYGOなどのモデルをプジョー・シトロエン(PSAグループ)と共同に開発していると思いますが(もう中止したかもしれない)、さらにその幅が増えるということですね。