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ブガッティ「全てのシロンのデータはリアルタイムで把握。不具合があれば直ちに修理チームを送る」

2018/04/22

| ブガッティ本社はすべてのシロンのコンディションを完全把握 |

ブガッティが「顧客に納車したクルマの状況は常に見守っている」と公表。
これは車体に内蔵される各種センサーからの情報をブガッティが常に(リアルタイムで)受け取り、なにか問題があれば「ドクター」を直ちに派遣するために行っているようで、その情報の内容は「数千」に渡るようですね。
ちょうどF1はじめモータースポーツにおいてピットがテレメトリーシステムを介してマシンの情報を受け取るのと似ていますが、ブガッティいわく「ロードカーでこれを行っているのはブガッティだけ」。※ケーニグセグはアプリ経由で同様のモニタリングを行っている

ブガッティは世界中どこへでも修理チームを派遣

これは常に相当量のデータを通信しているということを意味し、これが可能となるのもブガッティの「高額な車両本体価格の設定と、厚い利益があってこそ」。

このデータを通信するのはシューズボックス大のアルミニウム製の箱に納められたシステムで、この中に電話回線を利用してデータを送信する設備が納められている、とのこと。

これによって全てのシロンが世界中どこにいようとも、そして「空気圧不足」といったちょっとしたことでもそれをブガッティがキャッチすることができるようになるわけですが、実はこのシステムが採用されたのは2004年のヴェイロンから。
ただしこのときは「リアルタイム」とまでは行かず、しかしシロンで「タイムラグのない」送信が可能になった、としています。

なお、ドクター派遣の流れとしては「車両に問題発生」→「ブガッティ本社がこれをキャッチ」→「現地インポーターにブガッティが連絡」→「現地インポーターがオーナーに連絡もしくはドクターチームを派遣」ということになりそうですが、そうなると現地インポーターにかなりの負担が生じ、しかも「いついかなる時も」問題に対処できるだけのキャパシティも必要。
よってブガッティのインポーターは相当な能力があるということになりそうです。

ちなみに日本での輸入代理店は「ブガッティ・ジャパン」。
ヴェイロンの時代は「ニコル・オートモビルズ」が輸入代理店で、これはブガッティがじきじきにニコルを「指名」したとされています。
現在のブガッティ・ジャパンは福井県の輸入車ディーラーである「あおい商事(AOIホールディングス)」がフランス本国のブガッティ ・オートモビルズと代理店契約を締結して2014年に設立した、ニコルとは別の法人ですね。

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