| このベイビー2なくしてブガッティのコレクションは完成しない |
保安部品を装着すればこのまま公道走行もできるらしい
さて、ブガッティが2020年に発売した「もっとも小さく、もっとも安価なブガッティ」、ベイビー2。
これは完全電動パワートレーンを搭載するキッズ用(大人も乗れる)トイカーではありますが、「トイ」というにはあまりに高価な330万円〜という価格設定を持っており、フルオプションにすると500万円以上、そこからパーソナルオーダーをかけると更に価格が上がるというシロモノです。※オリジナルのベイビー2は1926年に発売され、500台程度が顧客の元へ納車されている
そして今回、そのベイビー2の「フルオプション+オーダー」仕様が、米富豪にしてスーパーカー/ハイパーカーコレクターのもとへと納車されており、納車時の様子が動画にて公開されています。
ちなみにこのベイビー2を製造するのは英国の「リトル・カー・カンパニー」で、これまでにもアストンマーティンやフェラーリ向けに電動トイカーを供給していることが報じられています。
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ブガッティ・ベイビー2はこうやって納車される
このブガッティ・ベイビー2の納車先はあの富豪、マニー・コシュビン氏。
納車先を自身のガレージにしており、離れた自宅から「足」がわりのロールスロイスに乗ってやってきたようです。
そしてガレージの中には例によってスーパーカーやハイパーカーがずらり。
先日「9台目」が納車されたメルセデス・ベンツSLRマクラーレンが勢揃いしています。
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ガレージ内にはフォードGT、そしてブガッティ・ヴェイロン・レンブラント、ブガッティ・シロン・エルメスが鎮座。
そこへ到着したのがブガッティ・ベイビー2を運んできたトラックですが、巨大な木箱に入って届くようですね。
ちゃんとリトル・カー・カンパニーのロゴが入ったきれいな箱を使用しており、やはりこれは「特別な乗りものだから」なのでしょうね(家族への贈り物として購入する人が多そう)。
そしてケースを分解開始。
運んできた人たちはリトル・カー・カンパニーの社員もしくは下請けなのだと思われ、責任をもってセッティングまでおこなってくれるもよう。
箱を分解するとブガッティ・ベイビー2が登場!
このカバーも「オプション」だと思われますが、当然ながら「相当な価格」だと考えて良さそうです。
カバーを外すとブガッティ・ベイビー2が顔をのぞかせます。
このカラーリングはもちろん、マニー・コシュビン氏が所有する「世界に3台しかない」ブガッティ・ヴェイロン・レンブラントにあわせたものですね。
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こちらはキーやブックレット。
さすがに実車のブガッティにはかなわないものの、一般的な高級車の納車時にプレゼントされるキットよりも高級だと思います。
そこからスタッフがベイビー2の組み立てを行いますが、フロントフードは「カーボン製(オプション)」。
ステアリングホイールは自身で取り付けることになり、ほかのユーチューバーによると、これは製品に愛着をもたせるために行う「演出」だとされています(最後の一つの部品をオーナーの手によって組み込んで車体を完成させる)。
その後は早速自身でステアリングホイールを握ってドライブ!
けっこうスピードが出るようですが、「アダルト」モードでは45km/hで走行でき、実車のブガッティと同じく「スピードキー」の使用によってさらに速度を向上させることも可能です。
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ひととおり走ってガレージに帰還!
ブガッティ・ベイビー2のディティールはこうなっている
無事に納車をすませ、ガレージにブガッティ・ベイビー2を駐車したのち、マニー・コシュビン氏はその細部をチェック開始(気持はよく分かる)。
シートはレザー張り、ステアリングホイールはウッド、そしてダッシュボードはアルミ製という本格派。
車体の骨格はアルミ製、そして足元には「立ち上がる象」。
ちなみに「レンブラント」とは、ブガッティ創業者であるエットーレ・ブガッティの弟の名で、彫刻家として活躍し、ブガッティのためにマスコットとして「立ち上がる象」を考案しています。
もちろん、実車の「ヴェイロン・レンブラント」にもこの「立ち上がる象」があしらわれていますね。
主にはキッズ用といえど、その作りはブガッティ同様に「芸術的」。
なお、かつて販売されたベイビー2で「給油口」であったところは「充電口」へと置き換えられています。
こういった演出はブガッティオーナーの心を揺さぶるに十分だといえそう(しかもキャップはアルミの削り出しっぽい)。
ちなみにタイヤはミシュラン製。
ホイールはヴェイロン・レンブラントと同じく「2トーン」ペイント仕上げです。
そしてブガッティとブガッティとの間に収まるベイビー2。
世界中のガレージにて同じような後継が展開されているのだと思われますが、当時から「ベイビー2なくしては、ブガッティのコレクションを完成させたと考えることはできない」と言われていたようですね。
このブガッティ・ベイビー2はワンオフとなるため、その価格は通常のベイビー2とは全く異なるものとなり、ちょっとした高級車であれば余裕で買えるレベルになるのだろう、と思います。
ブガッティ・ベイビー2が納車される風景を収めた動画はこちら
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