これまでの限定モデルの中ではピカイチ！アルピーヌA110「ツール・ド・コルス75」が150台のみ販売開始。1975年のA110ベルリネット・ラリーカーへのオマージュ

｜ ここまだ大胆な色使いそしてグラフィックを持つ市販車も珍しい ｜

ホワイトのホイール、オレンジのブレーキキャリパーがイエローを引き立てる

さて、アルピーヌはA110の様々な特別仕様車を発表していますが、そんな中でもぼくが「ダントツでナンバーワン」と考える仕様を持つ「A110 ツール・ド・コルス（Tour de Corse）75」が発表に。

このアルピーヌA110 ツール・ド・コルス75のインスピレーション元は、1975年にフランスで開催されたツール・ド・コルスに参加したA110ベルリネット・ラリーカー（No.7）。

このA110はランチア・ストラトスHFに僅差で敗れ、優勝を逃しはしたものの、アルピーヌはその美しさを後世に残したいと考えたのかもしれません（たしかにカッコいい）。

イエローのボディカラーにグラフィック、ホワイトのホイールがナイス

このA110 ツール・ド・コルス75の大きな特徴はイエローのボディカラー（イエローは通常ラインナップでは選べず、これを選択するにはカスタムオーダーの”アトリエ・アルピーヌ”を利用せねばならない）、そしてブラックとホワイトのグラフィックにホワイトのホイールで、これらはもちろんかつてのA110ベルリネット・ラリーカーを現代風に解釈したもの。

ボンネットとルーフはブラックペイント、しかしホワイトのアクセントとサイドそしてリアのグラフィックはデカールとなるようですが、このリアのグラフィックは「7」をあらわすなどなかなかオシャレ。

ホイールはホワイト仕上げの18インチ「グランプリ」、ブレーキキャリパーはオレンジ（レッドではなくてオレンジというのがイイ）、そしてフロントフェンダー上には「A110 Tour de Corse 75」の文字。

アルピーヌA110 ツール・ド・コルス75のインテリアはこうなっている

そしてこちらはA110 ツール・ド・コルスのインテリア。

ブラックを基調としたレーシーな仕上がりを持ち、シートバックには「A110 Tour de Corse 75」の刺繍入り。

サベルト製軽量バケットシートの張り材にはレザーそしてアルカンターラが組みあわせられ、サイドサポート（ボルスター）部にはアルピーヌらしくエレガントなキルティングが施されます。

そしてセンターコンソールには質感の高い、マシン加工にてモデル名やシリアルナンバーが刻まれるプレートも（ボルト留めなところがナイス）。

ドア内張りの一部はボディカラー同色、そしてブラックとホワイトのストライプも。

Android AutoとApple CarPlayに対応した新型インフォテイメントシステムも装備されているようですね。

なお、メカニカルな部分に関しては変更がなく、搭載されるエンジンは1.8リッター4気筒ターボ、出力は300馬力 / 340Nm、0−100キロ加速は4.2秒。

アルピーヌA110ツール・ド・コルス75は150台のみがが限定にて販売され、現在のところフランスとイギリスで販売されることがわかっていますが、その他の地域での販売や価格については公表がなく、日本への導入も待たれるところですね。

合わせて読みたい、アルピーヌA110の特別仕様関連投稿