| 不思議なことにエンブレムはBMW M社の50周年記念バージョンではなく普通のBMW仕様 |
このマットグリーンのボディカラーはなかなか珍しい
さて、最近までBMW M社の責任者であったマーカス・フラッシュ氏が自身のインスタグラムになんとも魅力的なBMW M4 CSLの画像を投稿して話題に。
そしてこのM4 CSLをもっとも魅力的に見せているのはカーボンファイバーの2本のライン、そして透明のパーツが埋め込まれたボンネット。
詳細に触れられていないのでナントモではありますが、見た感じだと、もともとカーボンファイバー製のボンネットをマットグリーンとグロス仕上げのクリアカーボンとに塗り分け、グロスカーボンの2本のラインの間に「M」そしてスラッシュが入ります。
そしてこの「Mとスラッシュ」については透明のパネルで構成され、それを通してエンジンルーム内を見ることができるのですが、ちょうどヘッドカバーの「M Power」文字が見えるほか、おそらくはLEDにてライトアップがなされているもよう。
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残念ながらこのボンネットは「ワンオフ」品
なお、BMWが公式に発表した見解によるとこのボンネットは残念ながらワンオフ品。
マーカス・フラッシュ氏は昨年までBMW M社の責任者を務めており、現在は同じBMWグループ傘下のロールスロイスにてプロダクトラインの責任者を担当していますが、M4 CSLの開発に携わっていたのは間違いなく、そこでこの製品を「試作」してみたのかもしれません。
ちなみに「透明ボンネット」というのはミドシップスーパースポーツでは(フェラーリにせよランボルギーニにせよ、マクラーレンにせよ)珍しくないものの、フロントエンジンだとけっこう珍しい部類です。
メーカー純正パーツもしくはメーカー純正カスタムだと、C6コルベットのほかフェラーリのワンオフモデル「SP3JC」も透明ボンネット。
そのほか、いくつかのショップが透明のパーツを埋め込んだボンネットを装着したカスタムカーを発表しています。
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こういった「透明のインサートを装着したボンネット」は加工が難しかったり耐久性や安全性の面から実用化が難しかったりするのかもしれませんが、もはや絶滅種である「ハイパワーエンジン」を積んでいるクルマの場合、その主張としてこういった透明ボンネットをオプション設定するのもアリかもしれません。
今回のM4 CSLについても、あまりに反響が大きかったりすると、実際にBMWから「Mパフォーマンスパーツ」として発表されたりしそうです。
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参照:markusflasch(Instagram)