| しかし「もし」このルックスで登場したならば、多くの人々がルノーに対する認識を新たにするだろう |
ルノーとしても5ターボほどの「資産」を放っておく手はないはずだ
さて、ルノーは「4(キャトル)」「5(サンク)」をEVにて蘇られせると発表していますが、今回パリ・モーターショーにて発表されるであろう(5に関連すると思われる)エレクトリックコンセプトのティーザー画像を公開することに。
ちなみにルノーは「ルノー5プロトタイプ」をすでに公開済みであり、しかし今回のティーザー画像を見ると、そのルノー5プロトタイプとは全く異なるディティールをもっていて、こルノー5プロトタイプををベースにしたというよりは、むしろかつての(80年代の)ルノー5ターボに近いルックスを持っているようにも見受けられます。
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実際にこのルックスで登場すれば一部ファンは熱狂状態に
今回公開されたEVコンセプトについては「1972年に登場したルノー5の記念式典向け」にデザインされているといい、ルノーは「最も伝説的なスポーツバージョンへの現代的なオマージュ」だとコメント。
そしてもちろん、この「最も伝統的なスポーツバージョン」というのは5ターボ以外には考えられず、そして公開された画像を見る限りでは5ターボ(下の画像)同様に前後オーバーフェンダーを装備しているように見えますね。
ただ、それで終わらないのがルノーの過激なところで、なんと強烈なリアウイングも装備。
ちなみにルノーはフランスの自動車メーカーであり、そしてフランスというと「上品」なイメージがあるものの、実際のルノーは5ターボどころか5ターボ2、さらにはクリオV6、もっと過激なスポーツスピダーまで作ってしまった会社ということを忘れてはなりません(コンセプトカーだと、GT-Rのエンジンを突っ込んだものまで存在する)。
このコンセプトカーの室内には2脚のバケットシートが見えますが、左右シートがくっつくように配置され、それでも室内空間に余裕がないことから「相当にコンパクト」であり、おそらくは実際の5ターボと同等のボディサイズを持っているとも考えられ、これを見るにルノーの本気度が伝わってくるようにも思います。
ただ、このリアウイングのサイズや位置を見るに、公道走行可能な要件を満たしているようには見えないので、文字通りこれは「式典用のワンオフモデル」なのかもしれませんね。
ルノー5ターボには熱狂的なファンが存在する
なお、ルノー5ターボはWRCグループ4規定にあわせて製造されたクルマで、ホモロゲーション取得用として実際に市販されていますが、FFファミリーカーのリアミッドにエンジンを突っ込んだというトンデモカーで、まさに異形としかいいようがないクルマではあるものの、当時はもちろん、今でもその狂気が多くの人の心を(ぼくを含め)捉えて離さず、オークションに登場すると相当な高値ね落札されたりします。
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ルノーがツイッターに投下した「5ターボオマージュ」EVのティーザー画像はこちら
#Renault will reveal on September 22 a 100% electric showcar to mark the #50YEAR5 spirit. Get ready to discover a contemporary tribute to its most legendary sports versions... 🏎️⚡️
— Renault Group (@renaultgroup) September 14, 2022
To learn more: https://t.co/MGWayaEAb0 pic.twitter.com/W3TXNEugo5
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