アウディが欧州にて、Q2に4WDの「クワトロ(Quattro)」を追加。
現在は日本でも展開中のQ2ですが、そのオフローダーっぽいルックスの割に「FF」しかなく、4WDモデルの追加は歓迎されるところ。
なお、プジョー3008、シトロエンC3エアクロスも「FF」のみとなっており、設計時に「FFしか投入しない」と考えることで大きくコストダウンが図れるのかもしれません(それだけ欧州におけるコンパクトSUV競争が激化していると考えられる)。
そしてプジョー・シトロエンについては4WDの代わりとしてか、FFでも高い走破製を実現できる「グリップコントロール」を採用しており、寒冷地の需要に対応しているようですね。
今回のQ2 Quattroについて、エンジンは2リッターTFSIとなり出力は190馬力。
トランスミッションはデュアルクラッチのSトロニックで0-100キロ加速は6.5秒、というスペックです。
なおアウディ得意のドライブモード「アウディ・ドライブセレクト」においては「エフィシェンシ」モードがありますが、このQ2クワトロにて「エフィシェンシ」を選ぶとコースティングに移るタイミングがより速くなり(加えてアイドリングストップもより積極的に。おそらくクワトロもFF寄りになると思われる)、環境性能が向上する、とのこと。
フォルクスワーゲン・アウディグループはかなり早い段階で「コースティング」を取り入れていますが、現在の「FF」モデルでも積極的に「コースティング」「アイドリングストップ」が導入されており、車が走行中でも「停止しそう」だとコンピューターが検知すると「実際に停まる前に」エンジンが停止する仕様となっていますね。
かなり複雑な制御が要求され、「涙ぐましい」努力のようには思えるものの、現在は「ここまだやらないと」欧州では販売を伸ばすことが難しいのかもしれません。