アウディR8 LMS GT3に続きR8 LMS GT4もデリバリー開始
アウディが数ヶ月前に発表したレース専用マシン、R8 LMS GT4が11月より納車開始。
現在アウディはレース用カスタマーカーとして「RS3 LMS(1850万円)」、「R8 LMS GT3(4800万円)」を発売していますが、今回のR8 LMS GT4は邦貨換算で2650万円程度となっています。
市販車との共通部品多数。レースをするには「安上がり」な車?
R8 LMS GT4はもちろん市販車のR8をベースとしており、その60%が市販車と共通。
エンジンももちろん市販車と同じ5.2リッターV10ですが、GT4クラスのレギュレーションに合わせて495馬力に制限されています。
駆動方式もレギュレーションに合わせて後輪駆動となり、トランスミッションは市販モデルと同じ7速デュアルクラッチ。
ダンパーやスタビライザーは調整が可能で(逆にいえばその辺りとエアロしか調整できない)、ブレーキはレース専用、ステアリングシステムはGT3からの流用となっています。
そのほかは燃料タンクはFT3セルに交換されて内装は完全に剥がされ、代わりにロールケージ、バケットシート、6点式ハーネス、ルーフ上のエスケープハッチが追加。
GT4はGT3に比べて改造範囲が狭く、しかしそのぶん「敷居が低い」カテゴリ。
そのため各社が相次いで個人向けのレースカーを投入しており、ポルシェ・ケイマンGT4、BMW M4GT4、フォード・マスタングGT4、シボレー・カマロGT4、KTM X-BOW GT4等が販売されていますね。
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