| アウディが突如R8の限定モデルを発表 |
アウディが限定モデルとして「アウディR8 V10 Plus コンペティション」を発表。
見ての通り大きくアップデートされたエアロパーツが特徴で、まさにレーシングモデルのアウディR8 LMS GT3/GT4のようなルックスです。
コンペティションの名の通りダウンフォース重視の設定で、時速150キロからダウンフォースが増し、最高速である時速315キロ時点で最大100キロのダウンフォースを発生。
軽量化にも抜かりなし
加えてホイールは20インチサイズの専用品(-12キロ)、カーボンセラミックディスクのバックプレートもチタン製に変更して-1キロの軽量化を達成。
エンジン自体は変わら5.2リッターV10のまま、出力は610馬力となっています。
トランスミッションも7速デュアルクラッチ、そして駆動方式も4WDのまま。
ちなみに「コンペティションではない」通常のアウディR8 V10 プラスは0-100キロ加速3.2秒、最高速は330km/h。
ただしこのR8 V10 Plusコンペティションはダウンフォースが強化されているために最高速がややスポイルされ、上述の通り315km/hに。
ほか、機能面だと3段階の調整式サスペンションにダイナミック・ステアリングシステムが装着済み、とのこと。
このアウディR8コンペティションは10台のみの限定販売となり、日本での導入は未定ですが、北米での価格は237,350ドルだと公開されています。※フロントサイドマーカー装着、そしてリアサイドマーカーが光っていることを考えると、北米市場のみでの販売かも
ボディカラーは10台すべてが「スズカ・グレー」で、アクセントはグロスブラック。
インテリアはブラックのアルカンタラが使用されたステアリングホイール、そしてレーシングシート(レッドのコントラストステッチ入)、13個のスピーカーを持つバング&オルフセンオーディオシステムが装備されるようですね。
アウディは現在R8のフェイスリフトモデルをテスト中で、プロトタイプの中には大きなリアウイングを備えた個体も見受けられます。
先代R8ではハイパフォーマンスモデル「R8 GT」が投入されているものの、現行世代だとそれに該当するモデルはなく、後期型R8では外観だけではなく出力もアップされた「GT」グレードが登場するかもしれませんね。
R8コンペティションに装着されるパーツは別途購入が可能
なお、今回の限定モデル「R8コンペティション」に装着されるエアロパーツ、内装パーツについてはすでに単品での販売が告知されており、別途入手が可能。
ただし「後付け」だと相当に高価だと思われ、仮に同じ仕様にできたとしても、このR8コンペティションに比較するとかなり割高になってしまいそうですね。
そして少し前には、44台のみ限定となる、そして今回のR8コンペティションとほぼ同じ内容と思われる「アウディR8 V10プラス アウディスポーツパフォーマンスパーツエディション」も発売されています(数字上のダウンフォースはこちらのほうが大きい)。