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喧嘩上等!BMWが東京オートサロンに巨大キドニーグリルを再現したブースを設置すると発表、「話題にならなかったら負け」を地でゆくようだ

2022/12/16

喧嘩上等!BMWが東京オートサロンに巨大キドニーグリルを再現したブースを設置すると発表、「話題にならなかったら負け」を地でゆくようだ

| BMWは常にその製品、プロモーションにおいて話題になることを心がけている |

現代において「議論されること」は最高のプロモーションだとも言えるだろう

さて、BMWが「2023年1月13日から1月15日まで、幕張メッセにて開催される、東京オートサロンに、巨大キドニーグリルを模したブースを出展する」と発表。

BMWは先代7シリーズの後期モデル以降キドニーグリルを巨大化させており、X5やX6、その後に登場したiXではその傾向が顕著です。

さらには4シリーズ、M3やM4においては新しいデザインの「バーチカルキドニー」を導入するなど、どんどんそのキドニーグリルの表現手法が多様化していて、世間の批判など「どこ吹く風」といった感じでわが道を突き進んでいる状態でもありますね。

実際のところ、BMWの販売は伸びている

ただ、BMWはこういった批判を最初から想定していて、「批判が起きないような製品を作ることのほうが問題」だとも語っており、批判、そしてそれによる議論によって「これまでBMWに注目しなかった人々」の注意を引き、それによって新たなファンを獲得することに成功しています。※BMWは2021年に過去最高の販売台数を記録し、メルセデス・ベンツを16万台上回っている

BMWの巨大グリルは話題作りのための炎上商法だった!「発売されて、議論の対象にならないようであれば我々の負けです。議論によって新しい顧客を呼び込めるのです」
BMWの巨大グリルは話題作りのための炎上商法だった!「発売されて、論争の対象にならないようであれば我々の負けです。議論によって新しい顧客を呼び込めるのです」

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そして今回BMWジャパンが発表したのが上述の「オートサロンに巨大キドニー」ですが、このプレスリリースのタイトルには「写真映え」という文字が含まれているので、BMWとしてはやはり「話題にしてもらいたい」と考えているのだと思われます。

そしてその話題とは「ポジティブ/ネガティブ」でもウエルカムだと認識している可能性が高く、つまりは「喧嘩上等」といったことなのかもしれません(BMWは以前から挑戦的なプロモーションを行うことでも知られる)。

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東京オートサロン2023 BMWブースでは「日本初展示モデル」「Mパフォーマンス・パーツの展示」も

そして画像を見るに、この「巨大キドニーグリル」を全面に押し出したブースはそれだけでネタ感満載であり、実際にけっこうな話題になるのは間違いなく、その形状はM3/M4に採用されるバーチカルキドニー、そしてインナーはやはりMモデル特有の「水平スラット」。

日本初公開モデルとしては「BMW M3セダン コンペティション M xDrive(Mパフォーマンス・パーツ装着&特別ラッピング)」「BMW M240i xDrive(Mパフォーマンス・パーツ装着)」「BMW M4 GT3(オートバックス SUPER GT 2022 SERIES GT300クラス参戦モデル)」の3つが紹介されており、そのほかこのブースでは、「BMW純正部品の重要性、BMW正規ディーラーにおけるサービスの魅力、BMWモータースポーツの活動」をアピールする予定である、とアナウンスされています。

なお、オートサロンは「東京モーターショー」とは異なり、新型車やコンセプトカーの展示を行ってメーカーの姿勢を示す場というよりも、「ユーザーがクルマを楽しむ」という視点からカスタムパーツやカスタムカーの展示を行うスタイルを採用しているので(なんといっても、もともとがOPTION誌主催のイベントからスタートしている)、BMWとしてもハイパフォーマンスカーやレーシングカー、そしてMパフォーマンスパーツを全面に押し出すのでしょうね。

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参照:BMW

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